更新日:2024年4月12日

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天神山古墳(てんじんやまこふん)

天神山古墳は、甲府盆地の南端、中道地区下向山町の滝戸川段丘上にあり、全長128メートルの巨大な前方後円墳です。
方位はおよそ南北方向に築かれ、後円部は南側、前方部は北側に向けています。平成21年に行った測量によって前方部の高さ7.9メートル、後円部径は基底部分で67メートル、高さ12.8メートルであることがわかりました。
この古墳は、古墳時代前期に断続的に築かれた「中道古墳群」の1基であり、時代的には山梨県内最古級、規模的には甲斐銚子塚古墳(国指定史跡)に続く県内2番目の規模を誇ります。
未発掘のため詳細は不明ですが、被葬者は古代甲斐国形成時に大きな役割を果たした強力な政治権力を有した人物ではないかと考えられています。古代甲斐国の政治的構造や発展過程、畿内王権との関わり、東国における甲斐国の歴史的位置など多くの課題を探るうえで重要な古墳です。

※私有地のため近隣から眺めてください。佐久神社(下向山町892)からよく見えます。

天神山 佐久神社から見る天神山古墳

【関連情報】
伝説によると、天神山古墳の被葬者は、佐久神社(本殿は甲府市指定文化財)に祀られている「向山土木(本)毘古王命」(むこうやまとほひこおうのみこと)であり、「甲斐湖水伝説」に登場します。

  • 区分…市指定文化財(史跡)
  • 指定年月日…平成21年3月25日
  • 場所…下向山町

お問い合わせ

生涯学習室歴史文化財課文化財活用係

〒400-8585 甲府市丸の内一丁目18番1号(本庁舎9階)

電話番号:055-223-7324

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