更新日:2023年5月11日
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令和2年9月2日(水曜日)午後1時30分~
6階大会議室
【樋口雄一甲府市長】
〇今後、再び感染が大きく拡大する局面を見据えて、感染者の早期発見と早期治療に向け、迅速で適切な検査体制を更に強化しておくことが非常に重要であると考えております。
〇こうした考えのもと、本市では、これまで医師会の皆様と感染のまん延期に備えた、より良い検査体制のあり方について幾度となく協議を重ねてまいりましたが、この度、甲府市医師会の皆様と連携した新たな検査体制を構築していくことに対して協議が整いましたので、本日、共同で発表させていただくことといたしました。
〇新たに構築する検査体制といたしましては、甲府市医師会が運営する初期救急医療などを担う、甲府市地域医療センター(幸町)3階の一部を、感染防御を施した検査室として改修し、全自動のPCR検査機器などを導入する中でPCR検査を実施してまいります。
〇検体採取については、市民の皆様の身近な「かかりつけ医」(市と契約を結んだ医療機関)において行っていただくとともに、移動式の検体採取車両を導入してクラスター発生施設など集中的な検査が必要な場所に出向いた検体採取を行います。
〇発熱や咳など感染疑いのある患者の方が、かかりつけの診療所等を受診した際、その症状や行動の様子から、医師が総合的に判断して、新型コロナウイルスの感染が疑われる場合には、その場でPCR検査のための唾(だ)液による検体の採取が行われます。採取した検体は、甲府市医師会が運営する検査室へ搬入して、PCR検査が行われます。
〇市民の皆さまにとっては、より身近なかかりつけの診療所等を利用した、迅速で負担の少ないPCR検査が可能となります。
【星野和實甲府市医師会会長】
〇私たちが入会している日本医師会は、医療の効用、医学及び医術の発達並びに公衆衛生の向上を図り、社会福祉を増進することを目的に、地域医療の推進発展に関する活動を行ってきています。また、新規開業医は地域医療への貢献を志し、地区医師会に入会してきますので、地域に根付いた活動を行うことが甲府市医師会の使命と考えています。
〇本年1月に感染が初めて確認されて以降、新型コロナウイルス感染症は未だに収束の気配がなく、冬のインフルエンザ流行期を迎えるにあたって予断を許さない状況となることが十分に考えられます。
〇このような中で、検体採取時とPCR検査時の安全性の確保を最優先とした、新型コロナ対策を模索し、甲府市と4回の意見交換会を開催し、合意に至りました。
〇各医院で比較的安全性が高く、PPE(ゴーグル・ガウン等)の装具を省略できる、患者自身による唾液採取にて検体を集め、施設改修し十分な感染対策を行った医師会臨床検査部で、全自動PCR検査機を用いた検査を行います。保健所の負担軽減が図れ、医師の判断に基づいた自院での検査が可能となり、しかも全自動PCR検査機で検査時間の短縮が期待できます。
〇医師会会員にはPCR検査事業に関して今後、ご協力をいただくことになります。この場をお借りして、協力をお願いいたします。
※令和2年9月市議会定例会で、検査機器の導入費用など甲府市医師会への補助金を含む一般会計補正予算が議決されたことから、施設改修や甲府市医師会による医師への説明会等が完了する12月から運用を開始する予定です。
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