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更新日:2023年3月24日

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令和3年3月甲府市議会定例会の招集告示に伴う市長記者会見

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日時

令和3年2月18日(木曜日)午前9時30分~

場所

4階大会議室

発表事項

令和3年3月甲府市議会定例会提出案件について

  • 令和3年3月甲府市議会定例会提出予定案件表
  • 令和3年3月甲府市議会定例会 令和3年度予算概要
  • 令和3年3月甲府市議会定例会補正予算概要

配布資料

発表内容

本日は、お集まりいただきまして、ありがとうございます。

令和3年3月甲府市議会定例会提出案件について

2月26日に開会が予定されております、3月市議会定例会への提出案件につきまして、その概要を本日はご説明申し上げます。

本定例会に提出を予定しております案件につきましては、専決案件1件、予算案件21件、条例案件9件、契約案件2件、人事案件3件、その他の案件3件の合計39案件であります。

「予算案件」につきまして、はじめに令和3年度当初予算案件について申し上げます。

令和3年度は、社会生活全般に甚大な影響を及ぼし続けている新型コロナウイルス感染症を乗り越え、「新たな日常」による平時の回復を第一とする中で、現実のものとなっております「ワクチン接種」がコロナ禍克服の希望の光となるよう、万全の体制を作り、確実に実施していくとともに、市民サービスを低下させることなく、将来に向けて発展を続ける持続可能なまちづくりを推進するため、「こうふ未来創り重点戦略プロジェクトNEXT」に掲げました先導的な施策・事業を更に推進・充実させていくことが必要であります。

こうしたことから、国の「15ヶ月予算」の考えを踏まえ、本市の令和3年度の予算は、令和2年度3月補正予算と令和3年度当初予算とを一体的に編成し、市民の安全安心を守り、強靭なまちづくりに向けた取組を前倒しするとともに、持続可能な経済社会の構築に向けまして、力強く市政を推進していく考えのもと、令和3年度の当初予算総額は、一般会計と特別会計を合わせまして、1,515億8,293万7千円としたところであります。

次に、補正予算案件等につきましては、専決案件1件、予算案件7件となっており、「専決案件」につきましては一般会計におきまして、ふるさと甲府応援寄附金の増加に伴う返礼品等に係る経費などの増額につきまして、令和3年2月3日に専決処分をしたものであります。

「予算案件」につきましては、「一般会計」、「国民健康保険事業特別会計」、「住宅新築資金等貸付事業特別会計」、「介護保険事業特別会計」、「地方卸売市場事業会計」、「病院事業会計」、「下水道事業会計」の7件であります。

一般会計につきましては、全体では増額補正となります。

増額する主な内容といたしましては、国の第3次補正予算に伴う社会資本整備総合交付金の追加交付による、国玉通り線整備事業費や緑が丘スポーツ公園整備事業費の増のほか、特定不妊治療費助成事業に係る申請件数の増加に伴う補助金の増などであります。

国民健康保険事業特別会計は、人間ドック受診者が当初予算見込数より増加したことに伴う委託料等の増額、住宅新築資金等貸付事業特別会計は、貸付金元利収入が見込みを下回ることに伴う財源更正、介護保険事業特別会計は、介護事業所台帳管理システムの改修に伴う一般管理費の増額等であります。

地方卸売市場事業会計は、一般会計繰入金等の会計処理の訂正に伴う特別損失の増額、病院事業会計は、特殊勤務手当の増に伴う給与費の増額、下水道事業会計は、下水道事業債の借換に伴う企業債償還金の増額などであります。

なお、一体的な予算編成の考えに基づきまして、国の財政措置を活用する中で、約10億円のワクチン接種に係る経費や、感染予防対策に要する経費、また、飲食関係の供給連鎖の回復に資する経済対策に要する経費など、約14億円をはじめとする、総額約17億円の補正予算を、今会期の中で、後日提案してまいりたいと考えております。

続きまして、「条例案件」につきましては、「甲府市附属機関設置条例制定について」などの9案件であります。

なお、案件表NO.26の「甲府市介護保険条例の一部を改正する条例制定について」でありますが、内容といたしましては、令和3年度から令和5年度までの各年度の保険料率を定める等の条例改正でございます。

介護保険の次期計画における65歳以上の保険料につきましては、高齢化の進行に加え、国において介護報酬のプラス0.7%の改定が行われるなど、介護給付費の増加が余儀なくされる中、それに伴い、必然と増加する状況でございます。

こうした状況の中、本市におきましては、介護保険制度がはじまって以降、保険料の見直しの都度、増額してまいりましたけれども、コロナ禍における高齢者の経済的な負担増を抑えるため、今回、介護給付費準備基金を活用し、保険料を初めて据置くことといたしましたので、よろしくお願いいたします。

そのほかでございますが、「遊亀公園第1期開園部整備工事」などの「契約案件」が2件、「教育委員会委員の任命について」などの「人事案件」が3件そして、「訴えの提起について」などの3件に係る「その他の案件」であります。

私からは以上でございますが、3月市議会定例会への提出案件の詳細につきましては、それぞれ担当部長から説明をいたします。

令和3年3月甲府市議会定例会提出予定案件表

(総務部長)

おはようございます。

3月市議会定例会に提案を予定しております案件につきましては、お手元の予定案件表のとおりでございますが、私からは、予算案件以外の条例案件等につきまして、その概要をご説明申し上げます。

予定案件表の2ページをご覧ください。

まず、案件表NO.23の「甲府市附属機関設置条例制定」につきましては、地方自治法の規定により、審議会や審査会等の附属機関の設置に関し、必要な事項を定めるため、本条例を制定するものであります。

次に、NO.24の「甲府市保健所関係手数料条例の一部を改正する条例制定」につきましては、食品衛生法等の一部改正による食品に係る営業許可における業種の見直しに伴い、所要の改正を行うものであります。

次に、NO.25の「甲府市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例制定」につきましては、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準」等の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。

次に、NO.26の「甲府市介護保険条例の一部を改正する条例制定」につきましては、令和3年度から令和5年度までの保険料率を定める等の改正を行うものであります。

次に、NO.27の「甲府市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例制定」につきましては、「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」等の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。

次に、NO.28の「甲府市手数料条例の一部を改正する条例制定」につきましては、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正に伴い、建築物の省エネ基準への適合性判定等の審査手数料に係る所要の改正を行うものであります。

次に、NO.29の「甲府市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例制定」につきましては、し尿及び浄化槽汚泥の処理を行う施設を変更することに伴い、一般廃棄物の処理手数料の額の改定等を行うものであります。

次に、NO.30の「指定管理者の指定」につきましては、甲府市創作の森おびなの指定管理者を指定することについて、議会の議決を求めるものであります。

次に、NO.31の「工事請負契約の締結」につきましては、遊亀公園第1期開園部整備工事(余指)において、請負契約を締結するものであります。

次に、NO.32の「包括外部監査契約の締結」につきましては、地方自治法の規定に基づき、包括外部監査契約を締結するものであります。

ここまでが、2月18日までに送付する案件であります。

次に、NO.33の「特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正する条例制定」につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う厳しい社会状況等に鑑み、特別職の職員で常勤のものの給料を引き続き減額して支給するため、所要の改正を行うものであります。

次に、NO.34の「甲府市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定」につきましては、新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。

次に、NO.35の「教育委員会委員の任命」につきましては、委員の任期満了に伴い、後任の委員の任命について、議会の同意を求めるものであります。

次に、NO.36の「固定資産評価審査委員会委員の選任」につきましては、委員の任期満了に伴い、後任の委員の選任について、議会の同意を求めるものであります。

次に、NO.37の「債権の放棄」につきましては、市営住宅使用料について、債務者が死亡、所在不明等により、債権を回収できる見込みがないため、債権を放棄するものであります。

次に、NO.38の「訴えの提起」につきましては、市営住宅の明け渡し及び滞納家賃等の支払いを求め提訴することについて、議会の議決を求めるものであります。なお、現在家賃の支払い等について関係者との交渉に努めておりますので、近日中に話し合いが整えば、提訴は見送りにいたします。

次に、NO.39の「人権擁護委員候補者の推薦」につきましては、委員の退任に伴い、後任の委員の推薦について議会の意見を求めるものであります。

ここまでが、2月26日に送付を予定しております案件であります。

その他、案件表欄外に記載の報告事項1件につきましては、和解及び損害賠償に係る専決処分の報告についてであります。

私からは、以上でございます。

令和3年3月甲府市議会定例会 令和3年度予算概要

(企画部長)

令和3年度当初予算案及び令和3年3月補正予算案について、ご説明させていただきます。

はじめに、令和3年度当初予算案についてでありますが、お手元にお配りをいたしました「令和3年度予算概要」の1ページの「甲府市予算一覧表」をご覧ください。

一般会計につきましては、対前年度比1.90%増の758億4,778万8千円を予算計上いたしました。

増額の主な要因は、ふるさと応援寄附金推進事業費の増などに伴う総務費の増額、甲府城周辺地域活性化計画整備事業費や遊亀公園・附属動物園整備事業費の計画的な事業執行に伴う土木費の増額、また、自立支援サービス事業費や障害児通所支援事業費、教育・保育施設等管理運営費などの社会保障関係費の増額、更には、大型事業の実施により借り入れをした市債の元金償還開始に伴う公債費が増額となったことなどによるものであります。

特別会計につきましては、対前年度比0.58%減の757億3,514万9千円といたしました。

特別会計の主なものでありますが、国民健康保険事業につきましては、被保険者の減少に伴う保険給付費の減などにより、対前年度比3.89%減の181億7,103万3千円となっております。

介護保険事業につきましては、「第8次甲府市介護保険事業計画」に基づく保険給付費の増などにより、対前年度比1.56%増の216億6,105万7千円となっております。

後期高齢者医療事業につきましては、後期高齢者からの保険料収入の減少に伴う広域連合納付金の減などにより、対前年度比7.42%減の24億7,291万円となっております。

次に、各企業会計についてでありますが、地方卸売市場事業につきましては、長期貸付金の増などにより、対前年度比67.32%増の7億6,059万1千円となっております。

病院事業につきましては、材料費の減などにより、対前年度比3.31%減の102億5,828万8千円となっております。

下水道事業につきましては、企業債償還金の増などにより、対前年度比3.70%増の133億2,038万2千円となっております。

水道事業につきましては、長期貸付金の減などにより、対前年度比2.99%減の88億1,397万5千円となっております。

以上、一般会計及び特別会計を合わせた予算総額は、対前年度比0.65%増の1,515億8,293万7千円としたところであります。

2ページをお開きください。

次に、「一般会計歳入予算款別一覧表」につきまして、主なものをご説明いたします。

第1款市税につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による法人及び個人市民税の減収のほか、評価替えに伴う固定資産税の減収等を勘案し、対前年度比6.79%減の270億7,057万5千円といたしました。

第2款地方譲与税から第9款地方特例交付金までにつきましては、令和2年度の決算見込み及び令和3年度地方財政計画などを勘案し、対前年度比1.05%増の61億2,716万8千円を見込んでおります。

第10款地方交付税につきましては、令和2年度交付決定額をベースに、市税収入及び地方財政計画などを勘案し、対前年度比4.75%増の93億4,557万8千円を見込んでおります。

第14款国庫支出金につきましては、城東三丁目敷島線や国玉通り線等の道路整備事業費のほか、甲府城周辺地域活性化計画整備事業費の増などにより、対前年度比5.04%増の134億8,186万円を見込んでおります。

第15款県支出金につきましては、介護施設整備に伴う介護保険事業費の減などにより、対前年度比4.99%減の59億3,658万2千円を見込んでおります。

第17款寄附金につきましては、ふるさと応援寄附金の増加を見込み、対前年度比14億2千万円増の16億1千円を見込んでおります。

第18款繰入金につきましては、中道北小学校移転に係る公共施設整備事業等基金繰入金の減などにより、対前年度比46.25%減の6億553万3千円を見込んでおります。

第20款諸収入につきましては、中道北小学校移転に係るJRからの補償金の減などにより、対前年度比28.75%減の15億6,375万1千円を見込んでおります。

第21款市債につきましては、対前年度比39.27%増の86億4,390万円の発行を見込んでおります。

増額の主な要因につきましては、地方財政計画に基づく臨時財政対策債の増によるものであります。

内訳は、通常事業費へ充当する市債を18億9,390万円、地方交付税の振替措置である臨時財政対策債につきましては、47億5,300万円、また、合併特例債の借換債として、19億9,700万円の発行を予定しております。

次に、「一般会計歳出予算款別一覧表」につきまして、主なものをご説明いたします。

第2款総務費につきましては、ふるさと応援寄附金の増加に伴う、ふるさと応援寄附金推進事業費の増などにより、対前年度比18.70%増の83億9,691万円といたしました。

第3款民生費につきましては、介護施設整備に係る補助金の減少に伴う、介護保険対策事業費の減などにより、対前年度比0.96%減の329億6,773万7千円となり、予算全体に占める割合は43.46%となったところであります。

第4款衛生費につきましては、PCR検査に係る委託料等の増加に伴う、感染症対策事業費の増などにより、対前年度比3.29%増の96億4,924万7千円といたしました。

第6款農林水産業費につきましては、玉諸右岸排水機場原動機等更新工事の実施に伴う、農業施設等管理事業費の増などにより、対前年度比14.51%増の9億1,894万6千円といたしました。

第8款土木費につきましては、甲府城周辺地域活性化計画整備事業費及び遊亀公園・附属動物園整備事業費の増などにより、対前年度比19.34%増の45億9,348万6千円といたしました。

第9款消防費につきましては、中道北小学校移転に伴う非常用貯水槽移設工事の完了による防災対策整備事業費の減などにより、対前年度比11.12%減の22億2,289万6千円といたしました。

第10款教育費につきましては、中道北小学校移転事業費や小学校校舎整備拡充事業費の減などにより、対前年度比22.54%減の55億1,879万円といたしました。

第12款公債費につきましては、大型事業の実施により借り入れをいたしました市債の元金償還開始などにより、対前年度比13.23%増の99億4,899万3千円となっております。

次に、4ページをお開きください。

「一般会計当初予算主な事業一覧」であります。款別にそれぞれ事業名、予算額、内容を記載しております。

また、網掛けにつきましては、新規事業を含むものであります。

それでは、主なものをご説明いたします。

第2款総務費は、ふるさと納税における返礼品及びその送付等に係る経費や、マイナンバーカードの交付等に係る経費のほか、新たに、悠遊館及び地域集会施設の改修等に係る経費や、近隣自治体との連携に係る経費、また、「日本女性会議2021in甲府」の開催に伴う実行委員会への補助金などを計上いたしました。

第3款民生費は、5ページにまたがりますが、教育・保育施設等運営給付費、生活保護扶助費、自立支援サービス事業費などの社会保障関連経費のほか、新たに、「子ども屋内運動遊び場」の運営に係る経費や、生活困窮者へのアウトリーチ支援員の配置に係る経費などを計上いたしました。

第4款衛生費は、6ページにまたがりますが、新型コロナウイルス感染症対策や、妊婦健診の費用助成の拡充に係る経費のほか、新たに、多胎妊婦への健診費用の助成回数を増やすための経費や、双子及び低出生体重児に対応した健康手帳の作成に係る経費を計上、また、生ごみ処理器の普及や、食品ロス削減を目的とした市内飲食業者への持ち帰り用容器の普及に係る経費などを計上いたしました。

第5款労働費は、新たに、市内高校生を対象とした市内事業者等のオンラインによる地場産業紹介事業や、インターンシップ受入支援事業に係る経費などを計上いたしました。

第6款農林水産業費は、農道舗装、農道改良及び水路改良に係る経費のほか、新たに、四分川の河川法許可申請に伴う調査業務委託や、玉諸右岸排水機場における原動機等の更新工事に係る経費などを計上いたしました。

第7款商工費は、観光誘客促進事業及びプロモーション事業に係る経費のほか、新たに、商学官連携による商店街活性化モデル事業等に係る経費や、日本遺産ステッカーの作成に係る経費及び昇仙峡地域活性化推進協議会への負担金に加え、(仮称)日本遺産昇仙峡リバイバル推進事業への助成に係る経費などを計上いたしました。

7ページをお開きください。

第8款土木費は、「甲府城周辺地域活性化実施計画」に基づく、旧甲府税務署跡地南側の建物移転補償等に係る経費や、遊亀公園の整備に伴う工事等に係る経費、緑が丘スポーツ公園整備に伴う野球場等の解体に係る経費のほか、新たに、城東三丁目敷島線(伊勢工区)の整備に伴う設計業務委託に係る経費や、国玉通り線の整備に伴う工事等に係る経費などを計上いたしました。

第9款消防費は、常備消防等に係る甲府地区広域行政事務組合への負担金や、消防団に配備している消防ポンプ自動車等の更新に係る経費のほか、新たに、洪水ハザードマップの更新や、住民一人ひとりの避難行動計画である「マイ・タイムライン」の配布等に係る経費などを計上いたしました。

第10款教育費は、8ページにまたがりますが、新型コロナウイルス感染症対策として、各小中学校に学習指導員及びスクール・サポート・スタッフを配置するための経費をはじめ、新たに、教員の多忙化改善に向けた取組に係る経費や、GIGAスクール構想の推進に伴う1人1台端末の配備に対応するためのヘルプデスク設置に係る経費などを計上いたしました。

以上が、令和3年度当初予算の概要であります。

令和3年3月甲府市議会定例会補正予算概要

(企画部長)

続きまして、補正予算関係につきまして、ご説明させていただきます。

お手元にお配りをいたしました「令和3年3月甲府市議会定例会補正予算概要」に基づき、款別に補正予算の内容をご説明いたします。

はじめに1の補正予算集計でありますが、専決処分を含む一般会計、国民健康保険事業特別会計、住宅新築資金等貸付事業特別会計、介護保険事業特別会計、地方卸売市場事業会計、病院事業会計及び下水道事業会計の合計8件であります。

補正予算の規模につきましては、記載のとおり、(1)令和2年度補正予算の専決処分が8億2,458万2千円、(2)の令和2年度補正予算が、一般会計と特別会計を合わせまして6億589万8千円の増額補正であります。

続きまして、(3)の一般会計繰越明許費につきましては、悠遊館等施設管理費のほか12件の追加と、国玉通り線整備事業及び緑が丘スポーツ公園整備事業の2件の変更であります。

2ページをご覧ください。

(4)の一般会計債務負担行為につきましては、甲府市創作の森おびな指定管理委託料の追加であります。

次に、2の一般会計補正予算前年度比較でありますが、前年度補正予算額と比較いたしますと、17億409万4千円の減額となっております。

補正後の予算額は、1,006億7,107万9千円となり、前年度補正後予算額と比較いたしますと、220億7,300万9千円の増額となり、伸び率は、28.08%となります。

次に、3の補正予算内容につきまして、ご説明をさせていただきます。

まず、(1)の一般会計補正予算(第14号)専決処分につきましては、ふるさと甲府応援寄附金の増に伴う返礼品等に係る経費などの増額について、2月3日に専決処分をしたものであります。

(2)の一般会計補正予算(第15号)につきましては、第2款総務費は、一般職給与費における中途退職者等の増に伴う退職手当の増額が主なものであります。

第3款民生費は、介護保険対策事業費における地域密着型サービス施設整備に伴う補助金の減額が主なものであります。

第4款衛生費は、母子保健事業費における特定不妊治療費助成事業の申請件数増加に伴う補助金の増額が主なものであります。

3ページをご覧ください。

第6款農林水産業費は、産地保全強化対策事業費における中核農家規模拡大育成事業奨励金等の交付対象者数などの増加に伴う補助金の増額が主なものであります。

第8款土木費は、国玉通り線整備事業費、都市公園管理事業費及び緑が丘スポーツ公園整備事業費における、国の第3次補正予算に伴う社会資本整備総合交付金の追加交付による工事請負費等の増額が主なものであります。

第9款消防費は、消防本部派遣職員の退職手当が不用になったことに伴う負担金の減額であります。

(3)の国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、人間ドック受診者が当初予算見込数より増加したことに伴う委託料等の増額であります。

(4)の住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、貸付金元利収入が、見込を下回ることに伴う財源更正であります。

(5)の介護保険事業特別会計補正予算(第4号)につきましては、介護事業所台帳管理システムの改修に伴う一般管理費の増額等であります。

(6)の地方卸売市場事業会計補正予算(第3号)につきましては、一般会計繰入金等の会計処理の訂正に伴う特別損失の増額であります。

(7)の病院事業会計補正予算(第6号)につきましては、特殊勤務手当の増に伴う給与費の増額であります。

(8)の下水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、下水道事業債の借換に伴う企業債償還金の増額であります。

以上でございます。

質疑応答

発表事項の質問について

(記者)

令和3年度の歳入の市税の減なんですが、当年比率6.79%ということで、これは過去との増減率の比較でいうと、どのような特徴があるか教えてください。

(企画部長)

それでは歳入についてご説明をさせていただきます。市税については先ほど、ちょっとご説明いたしましたけども、法人市民税、個人市民税、固定資産税のそれぞれ減などによって、約20億程度の減少ということになります。あと、主なものとして、地方交付税が国の地方財政計画等をもとに計算したところ、4億2,400万円程度の増になります。あと寄附金については、ふるさと納税が非常に伸びているということで、今年度、14億2千万円程度の増を見込んでおります。また、起債につきましては、国と地方の制度等によりまして、地方交付税の先ほどご説明した振り替えによった臨時財政対策債。この増によって、歳入の税のものの補填を行っていくというような考え方で、歳入を総括していくということでございます。

(記者)

市税の下げ幅、6.79%というのは過去と比較してどうなんでしょうか。例えば他の自治体さんでは、リーマンショック後以来であるとか、そういう比較もあるのですが、甲府についてはこの辺りはいかがですか。

(企画部長)

少し税目別にお話をさせていただきたいと思うので、この後、細かくお話をさせていただければありがたいです。

(記者)

わかりました。

(記者)

樋口市長にお伺いしたいんですけれども、当初予算に盛り込んだ、新規事業、事業の中で、特に一つ思い入れが強い事業というか、強調したい事業がありましたらご説明いただきたいんですけれども。

(市長)

冒頭申し上げましたようにですね。新たな日常を回復する1年にしたいと新年度は思っております。また、コロナを完全に制圧することはできませんけれども、アフターコロナへの道筋がしっかりとつくですね、ワクチン接種はじめ、コロナに対するアクティブな1年にしたいと、守りじゃなくてですね、しっかりと市民の皆さん、大勢の皆さんにワクチン接種をお願いをして、安全安心、健康都市甲府を推進していきたいというふうに思っております。そういった意味では、子どもからお年寄りまで、例えば子どもの運動遊び場とか、健康都市甲府を目指した諸事業が、コロナ禍によって少し滞っておりましたから、様々な市民が参画していただける健康事業をしていきたいというふうにも思っております。あるいは、いわゆるスクラップアンドビルドという言い方をよくしますけれども、かなり今その前のご質問にありましたように、税収入が落ち込んでおります。いろいろな知恵を絞ってですね、補填をしていくんですけれども。そういった意味ではスクラップアンドビルドというよりも、誤解を恐れずに言えば、スクラップスクラップ、そしてビルドと、事業のムリ、ムダ、ムラを、今までもそうでありますけれども、今まで以上に、この数ヶ月間、見直しを全庁的にしてですね、スリム化をして、コロナ禍にあっても、先ほど申し上げました施策の方向であります重点戦略プロジェクトNEXTの事業を推進していこうということで、先ほど申し上げましたことに重点を置いたつもりであります。加えて、そのほかにも強靱な、災害に強いまちを作っていかなければなりませんので、今年度から始めております、各地域におけるマイタイムラインの説明会や、各地域ごとの洪水ハザードマップのですね、自分の町のことを自分の近くのことを自分の避難経路をしっかりとご自身が把握をしていただく事業も本格化をしていきたいと。コロナ禍、第3波の流れで、幾つか地域によっては先送りになってしまいましたので、そういった意味では、コロナ禍を乗り越えることと、同時並行的に、ニューノーマルな、安全安心な健康な甲府を再構築していきたいという思いで、今回、予算編成にあたったつもりであります。

(記者)

今の質問に追加というか、スクラップアンドビルドという、ムリ、ムダを見直して、スリム化を目指したと、その中でこういうムダを見直しましたとか、事例として挙げられるようなものが、もしあったら教えていただきたいです。こういうことを、メリハリをつけたっていうような、何かそういうことがあったら分かりやすく教えて欲しいのですが。

(市長)

例えばですね、国を挙げてもデジタル化を推進しておりますけれども、今までもやってきておりますけれども、そのデジタル化を推進しようという国の大きな方針に乗ってですね、今まで私ども個別にやってきた、そういったデジタル化推進事業を国や県と一緒にやることで、より効率的にそのことを進めるということを進めてきました。あるいは、GIGAスクール構想も、GIGAスクール構想を打ち出される前に、甲府市では前から、そういったことを推奨し、できるところから進めておりましたけれども、さらにそれを進めていくと。あるいは、具体的には、また議会等の中で議論をしていかなければなりませんけれども、今まで準備を進めている職員の多忙化、教員の多忙化、長時間勤務等についてですね、様々な課題がございますから、そういったものを、克服をしていくための様々な準備を進めております。そういったものが、間もなくそのあたりをお示しができると思いますけれども、そういったことを進めてきているところであります。あるいは、健康推進事業につきましても、行政からのお願いや押し付けではなくてですね、各市民の皆さんと一緒にやっていくことで、非常に多くの方々に参加、参画をしていただけるような形づくりを目指して事業を構築をしてきております。そういったことを、市民の皆さんに、お示しをさせていただきながら、進めていきたいと思っております。詳細についてまた別途話ができればと思います。

(記者)

それがこの予算的な面で、この予算のここをスリム化したとかですね、何か数字とか、説明がもう少しできるところがあったら、お願いいたします。

(企画部長)

予算の査定の中で、当然、市長がおっしゃったような指示事項の中で、スリム化を図っております。完全にこの事業を今回廃止したとか、明確なものがございませんけども、当然、この新たな生活様式を踏まえた、事業変更であったりとかですね、あとは、施設関係で言えば、光風寮の関係で、事業団の方に移管して、直営から、事業団の施設管理に移していったと、いうような内容の中で、事務事業を細かい部分まで、査定をさせていただいた中でのスリム化という考え方でございます。

(記者)

またちょっと改めて、詳しいことを伺います。あとは、全体のところで例えばコロナ関係の対策ということで、これは全体がボリュームがあって、いろんなところに跨っているかもしれないんですけども、コロナ対応で、例えば、幾ら充てているんだなど、そういうことっていうのは、少し言えるものでしょうか。

(企画部長)

それでは私の方から、先ほどちょっと市長が説明した、ワクチン接種等が、計数整理を今、制度的に確認を取っていますので、総体的な事業費でちょっとお話をしますと、当初予算と、今回の3月補正を含めますと、約18億円程度のコロナ対策費を組んでいきたいと考えています。そういう中で、先ほど申した通り、当該年度で言いますと、小中学生の学校指導員であったり、スクールサポートであったり、あとは感染症対策費が当初予算の中に含まれて、補正予算の中で、先ほど説明した、新型コロナウイルスのワクチン接種等の約18億円程度の制度設計をしていきたいというふうに考えています。

(記者)

そうすると当初予算の中でのコロナ対応のお金というのは。

(企画部長)

5億円程度と考えています。

(記者)

追加で言うと、コロナ対策で市として独自の、対応っていうか、回ってるお金がこれだけでしたよとかっていうのは、なかなかお示しは難しいでしょうか。

(企画部長)

それを今から、先ほど説明した、3月補正の中で、当然コロナ対策も、ワクチン接種もございますけども、経済対策も含めて、提案していきたいっていうのが市長のご説明ということです。

(市長)

先ほど、予算説明、私ども概要説明の中で、今、企画部長が言ったような内容で、若干触れましたけれども、市民の皆さんからもいろいろな要望、本当にいただいております。あるいは、議会特別委員会からも、提言提案をいただいております。第3波という形で、非常に厳しい経済状況でありました。ペイペイをやったり、いろいろなことをしましたけれども、同時にまた大人数での飲食や、不要不急の外出を控え、県を跨ぐ移動を自粛してくださいとお願いも行政としてさせていただきました。そういった意味では、そこで本当に多くの業種、多くの市民の皆さんがご不便や、経済的に不具合を感じていらっしゃるんで、そのことにつきまして、しっかりと甲府らしい、しかし、すべての損失を補填するとなると、ちょっと財源的財政的に不可能でありますから、甲府としてどういうことができるかということを今、いただいた意見もご要望も受けとめながら作ってるところでありまして、議会開会中にですね、お示しをさせていただければありがたいということであります。先ほどの予算の編成のところでちょっと、コロナ禍にということじゃないんですけれども、例えば、し尿処理衛生センターの今後につきましても、新たなものを作るというよりも、広域化の中で、今後やっていこうとか。あるいは、非常に老朽化している市営住宅をご理解をいただいてですね、幾つも閉鎖をしていき、またそこについては、資産の有効活用をしていこうというような形で、今年度、準備を進めておりまして、そういったことをおもてだしをしておりますので、そういった様々な、一つ一つの事業、あるいはできるところについてですね、行政として、スクラップアンドビルドを進めてきたということもございますので、若干補足させていただきたいというふうに思います。

(記者)

当初予算の額はこれ、過去最大でよろしいでしょうか。

(企画部長)

過去最大となります。

(記者)

補正予算の2ページの総務費の一番上、一般職給与費のところについてお伺いします。中途退職者などが増加したというふうに書いてあります。どのぐらい増えたんでしょうか。また、退職した理由などにコロナのことが影響したりしているのでしょうか。教えてください。

(総務部長)

当初予定していた人数から32名が増えたということでございます。理由等は様々ございますけれども、退職勧奨して、やめた方もいらっしゃいますし、自己都合で辞めた方もいらっしゃいます。

その他の質問について

(記者)

ワクチンについてお伺いしたいんですけれども、4月から高齢者の方への接種始まるってことなんですが、現状の準備体制というか、医師の確保だったり、会場の確保だったり、状況を教えてください。

(市長)

先日、記者会見でお示しをさせていただきましたスケジュールに沿ってやっておりますので、福祉保健部長から、それについて、説明させていただきます。

(福祉保健部長)

予定では、おっしゃった通り4月の上旬から接種が始まる予定となっております。高齢者の皆さん方の準備を今進めているという状況でございます。医師、看護師の確保につきましては、主に集団接種の会場における医師と看護師さんの確保ということですけれども、これまでも、医師会の先生方と話を進めて参りまして、概ね目途が立っております。それから、会場につきましても、ワクチンがいつ、どのぐらいの量が入ってくるのか不確定要素がありますので、まだまだ明確にはお示しすることはできませんけれども、現時点では、公共施設とりわけ、地区にございます公民館の大ホールを集団接種会場として使用する予定で確保、仮押さえをしておりますので、会場についても概ねめどが立っているという状況です。ただ会場につきましては、今後もいろいろな選択肢を持ちながら、ベストな組み合わせを今検討しておりますので、早急に方向性を整理させていただきながら、また様々な機会を通じてお知らせをさせていただきたいというふうに考えております。

(記者)

昨日、信玄公まつりが秋への延期というのが決定となりましたが、市長が先日、市の会議で、上手に開催して、それをお祭りを開くお手本とできたらというふうに仰ってました。その辺りは残念というか、忸怩たる思いがあるかと思うのですが、率直なお気持ちをお聞かせください。

(市長)

昨日、県の信玄公まつり実行委員会の中で事務局の方からそういった発表がございました。どうなるかなと気をもんでいましたけれども、致し方ないかなという思いもございます。信玄公生誕500年の年でありますから、昨年に続いて何もできないというのは非常に残念だというふうに思っております。ですから、延期という形で、春の陣が秋の陣になるということについては、私も含めて、関わる方々、あるいは楽しみしてる方々にとってはですね、ある意味ほっとしたんじゃないかなというふうに思いますが、ワクチン接種をしっかりとしてですね、コロナ対策をしっかりとやっていきながらですね、甲府は、信玄公まつりのほかにも、夏祭りや、秋の甲府大好き祭りや、11月3日、信玄公の生誕の日には、また何かをという予定も立てて、取り組もうとしておりますので、そういったことにですね、あるいは10月の終わりには日本女性会議in甲府もございますから、そういったものがですね、ぜひともうまく開催できるようにですね、準備を進めていきたいというふうに思いますし、そのためにはやはりコロナ対策ワクチン接種、そういったものをですね、一つ一つ、着実に成し遂げていかなければいけないなというふうに意を新たにしたところでもあります。そのためにはまた市民の皆様方にいろいろなお願いをさせていただいたり、またわかりやすい告知をしていかなきゃいけないというふうにも思い、また市の幹部職員ともそんな思いを一つにさせていただいたところであります。何としても、昨日の、実行委員会の発表じゃありませんけれども、秋に良い形で開催をして、市民の皆さん県民の皆さん、そして訪れる皆さんとですね、信玄公を偲び、また、甲府をアピールできる、そんな機会がつくれたらありがたいというふうに思ってるところであります。

(記者)

樋口市長にお伺いしますけれども、2期目の任期も折り返しというところでですね。就任当時から思い描いていたまちづくりっていうものができてるのかどうかですとか、ちょっと所感をいただければと思うんですけれども、よろしくお願いします。

(市長)

2期目のちょうど折り返しが過ぎたばかりのところであります。すべての、その頃の任期をいただいた方にとって、また、すべての国民の皆さんにとってコロナという、全く想定しなかった事態になってしまいましたので、そこをどういうふうに乗り越えていくかってのがやっぱり最大の課題だというふうに思っております。そして、子ども輝くまちから始まってですね、様々な市民との約束、こういったまちをつくっていきたいというお約束をしておりますから、コロナ禍においても、そのことはしっかりと進めていきたいというふうに思っております。そして市政運営スタイルであります、市民の皆さんと一緒に、あるいは声を基本に捉えて、これからも進めていきたいと思います。先ほど言いました、新年度予算の考え方、作り方についても、そこがベースだというふうに思っております。

(記者)

時間が少しあるんで、もう1回だけ、さっきの予算に戻って、その市長さんにもしあればでいいんですけど、今回の予算に何かキャッチフレーズみたいなものをつけるとして、こういう予算なんですよっていうのを、何かそういうものがあれば教えていただきたいと思います。

(市長)

いろいろ申し上げましたが、その中に入っていて、皆さんでつけていただければありがたいなというふうに思ってましたけれども、やはり、令和3年度の最大の事業は、私たちにとりまして、ワクチン接種を成功させる、安全安心に遂行させることでありますから、コロナ克服への、そして、安全安心な甲府を作るための予算という、ありきたりで申し訳ないんですけれども、そういう思いでおります。

 

(以上)

言葉遣いや明らかな言い間違い、言い直しがあったものなどを整理した上で掲載しています。

(作成:甲府市情報発信課)

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