更新日:2024年10月21日

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2024年度「Can-Pass(キャン−パス)」レポート〜DAY3〜

<DAY3の実施概要>
開催日:令和6年10月17日(木曜日)
場所:甲府市役所本庁舎 大会議室
主催:甲府市
受託者:任意団体オンテンバール

DAY3のテーマ

今回のCan-Pass講座DAY3は、『ビジネスプランと競合分析』というテーマで開催しました。
ビジネスプランを固めていく前に、まずは自分のやりたいことがアウトプットできるようにすることをゴールに講座を実施しました。

開始前には、思い思いの表情で席に着かれ、なかには講座を通して繋がられた方同士で歓談される方もいる和やかな雰囲気でした。

はじめに

本日の講師である、NPO法人bondplaceの芦澤郁哉さんからまずは自己紹介。
大学生の頃よりbondplaceの活動に参画され、「まちづくりや様々なテーマのワークショップ開催」「女性起業等支援事業」「ソーシャルビジネススタートアップ支援」などに携わってこられました。
そのなかで、感じてこられた「起業家として成功するのはどんな人であるのか。」また、「そのためにCan-Passを通して参加者の皆さんに大切に思って欲しいことは何か。」をお話くださいました。

起業家とは一人でなんでもできる人ではなく、様々な支援や励ましを受けられる人。
困ったときに自分を助けてくれる人間関係を創っていく、それこそがここCan-Passでみんなで学ぶ醍醐味でもある。
一人で悩んで考え込んでいても発展しないことも、誰かと話せば前に進む。
その話せる仲間を作っていく一歩を、ここCan-Passで踏み出して欲しいとの芦澤講師の話を、メモを取ったり、頷きながら聞いてくださっていた参加者の皆さんの真剣なまなざしがとても印象的でした。

チェックイン

続いて参加者の皆さんのチェックイン。
今回は参加者3名にコミュニティーマネージャー1名の4名が1つのグループになりました。

  • お名前
  • 今日の期待
  • 普段取り組んでいること、これから取り組みたいと思っていること

を話してもらいました。

初回講座から、どんどんと自己紹介に慣れてこられた皆さん。
笑い声もあちらこちらから聞こえ、自身について話すことがとてもスムーズになってきました。

シェイクを売るには?

和んだところで最初のワーク。
「何の変哲もないミルクシェイク、このシェイクをグループの皆さんのアイデアで売れるようにしてみてください。」と講師から。

開始の合図とともに、出るわ出るわ、どんどんとアイデアが出てきます。
誰かが出したアイデアにも、「それすごくいい!」とか、「それを更にこんな風にアレンジするのはどう?」など、チームワークも見られ、とにかく皆さん我こそはとたくさんのアイデアを出しておられました。


その後の発表タイムでも、我らのアイデアを是非発表したい!と手が挙がること、講師もその状況に微笑まれるほどでした。

そして講師から一言。
「無責任にアイデアを出すってとっても楽しいですよね!」と。
自分の事業のこととなるとすごく悩むけれど、意外とシンプルにアイデアを出すのはとても楽しいことで、だからこそ他者の意見を聞いてみるということはとても役立つことでもあり、意見を求められた方も楽しいと感じるものなんですね。
参加者の皆さんも、一人で考えているだけでなく、周りの人の力を借りる大切さを体感していただけたのではないでしょうか。

知る~2つのめがね~

ここで講師から、商品を売る際に必要な「2つのめがね」についての話がありました。
それぞれの側面から考えることによって、全然違ったアイデアが生まれ出る。
売りたい相手がどんな人なのかをしっかりと想像して、売り方を考えること。
それを2つの広告画像を使いながらわかりやすく説明してくださいました。

参加者の皆さんの写真を撮る手やメモを書く手が止まらず、「資料は後ほどお送りしますので、ご安心ください。」と途中にもアナウンスがあるほどでした。

ここで併せて、「4つの不」のお話も。
商品やサービスがどれだけ良いものであっても、人はこの4つの不の壁をクリアしないと購入に至らない。
では、その壁をどうやってクリアしていくかを考え、準備しておくことが大切なんですね。
営業をする際にも、お客様がどの壁に躓いているかを把握し、壁を越えてもらえるような声かけをすることが効果的であることを学んでいただきました。

チラシをつくろう

さて、ここまでの講義をふまえて、今度はご自身がやりたいことをチラシにしてみるワークに挑戦いただきました!

どんどんと手が進む方、悩みながらも少しずつ書き進める方、書いては消しながら模索する方、様々でした。
書き進めるなかでも、グループ内で「ここ素敵ですね。」「これって〇〇を使うんですか?」などとお話されながら、お互いに刺激を受けていらっしゃる様子も見受けられました。

書けたところで、グループ内でのシェアタイム。

  • もうちょっと詳しく聞きたいこと、質問
  • ここがいいね!というポイント
  • こうするともっと良くなるんじゃないか

等のフィードバックを同じグループの中でしたことで、「今度一緒にやってみたいです!」という話も飛び出したり、講座からの気付きや学びから、ワクワクな話も生まれていました。

 

チェックアウト

最後は今日の気付きや感想をシェアして終了。
参加者の皆さんからは、

  • 書き出すこと、アウトプットによる効果を感じた。
  • 他者からのフィードバックと協力の力に気付いた。
  • 繋がることの楽しさを感じた。

などのお声が上がりました。

さて、次回は「支援機関との交流会」を予定しています。
起業を支援する機関の方々や先輩女性起業家が登壇し、支援のアレコレを共有していただきます!
最後には、参加者の皆さんのやりたいこと「ちょこっと発表タイム」も予定しています。
Can-Passの周りにはどんな支援があるのか?それぞれの「やりたいこと」に必要な支援は何か?見つけてもらえる機会になればと思います。

 

※これまでのCan- Pass(キャンパス)の様子など女性の起業等支援についてのページはこちら