ホーム > 仕事 > 女性の起業等支援 > 女性のための起業等支援セミナー「Can-Pass(キャン−パス)」事業紹介 > 2020年度「Can-Pass(キャンパス)」レポート~DAY1~
更新日:2024年4月24日
ここから本文です。
「身近なあの人の困りごとをなんとかしたい」
「こんなものがあったらよかったのに…」
そんな誰かへの思いやりから始まることの多い女性の起業や活動。
ただ、事業や活動を継続したりさらに大きくしたりするときにぶち当たる壁。思いを込めて一生懸命やればやるほど、自分がどんどん苦しくなっていってしまう。
自分の「やりたい!」という思いを、誰かが「できる!」で支えてくれる。そんな人たちとのつながりで、壁を乗り越えていって欲しい。
そんな思いを込めて開催しているのが、このCan Pass(キャンパス)というセミナーです。
甲府市が主催、NPO法人bondplaceに運営委託し、2020年度で2年度目の事業となります。
昨年度のCan Pass(キャンパス)の様子など女性の起業支援についてのページはこちら
日時:2020(令和)2年6月19日(金曜日)10時00分~12時30分
場所:相生体育館
「こんなことがしたい!」「これを実現したい!」
そんな思いを持った20名の皆さんが、少し緊張した様子で会場となった体育館に集まってきました。
Can Pass(キャンパス)2期生の皆様、ようこそ!
主催者のあいさつ、講座の概要説明を終え、参加者がこの場に入っていく心構えをつくるためのチェックインを行いました。
会場の真ん中に置かれたカードには様々な場面の写真とキーワードが書かれていて、ひとり1枚ずつピンときたものを持っていきます。
そのカードを使って、主催者から出されたテーマで話します。
「自分はこれまで自分のやりたいことを後回しにしてきた。だからここへきて、自分のやりたいことを実現するための計画を作りたいんだ」
「自分なりに一歩を踏み出してみた。でも踏み出したらそこには新たなリスクが出てきた。ここでもう一度考え直してみたい」
ただの自己紹介ではなかなか出てこないような話。
でもお互いのそうした思いを知り合うことで、参加者のホッとした様子と会場全体の温度がグッと高くなるのを感じました。
3~4人組をつくり、ひとりずつ自分のやりたい事業・活動について話します。それを聞いていた人から「それって具体的にするとどう?」「それならこんなお客さんもいるんじゃないかな!」と質問や意見をもらいます。
自分ができること=Canだけで考えるのではなく、相手が求めていることは何か=Needs、競合ができることはなにか?
3C分析のシートを使いながら、グループみんなで考えていきます。
このセミナーではこうしたグループワークが中心です。
参加者は年代も活動分野もバラバラです。メンターとしてグループに入っている人たちも行政・NPO・先輩起業家と様々です。
こうした普段なかなか出会わない人からもらう意見やアイデアはとても貴重です。
現実的な出来そうなアイデアに落ち着くことよりも、まずは可能性を広げること。いろんなことにトライ&エラーしながら、本人が決めていくために一緒に考えることが大切だと思っています。
参加者もメンターも主催者も、みんなで同じテーブルに座り一緒に考えること。いろんな人がいるからこそ、できることをやろう!
それがこのセミナーのテーマでもあります。
グループの中でひとりずつ、全体の前で自分のやりたいことについて発表しました。
野菜中心の料理をもっと広めていきたい!産後うつ予防のヨガの取り組みをしていきたい!一人暮らし高齢者のための空き家を使ったシェアハウスづくりをしたい!ドロップアウトした子たちの居場所づくりと自立サポートを、ちゃんと収益の出る活動にしていきたい!
それを聞いた他のグループの参加者やメンターから、「それだったらこんな人・活動があるから紹介するよ!」「自分も似たようなことをやりたいから、一緒にやりたいですね!」と、つながりができ始めていました。
「こんなことがやりたいんだ!」という声に、誰かが「こんなこともできるよ!」「こんな人もいるよ!」と反応する。
そんな様子が見えて、私たちもワクワクしています。
Can Pass(キャンパス)2期生達の今後がとても楽しみです。