更新日:2024年4月24日

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2019年度「Can-Pass(キャンパス)」レポート~DAY3~

「価値を生む”強み”を見つける」の実施概要

2019年11月14日(木曜日)10時00分~12時30分
甲府市役所 南庁舎 1号館 3F 会議室

 

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1.チェックイン

前回の講座から2週間が経ち、その2週間で「やってみたこと」を3人1組のグループでお話していただきました。
「自分の強みって何なんだろうか?と改めて考えてみた」「前回使ったワークシートを埋めてみた!でも難しかった…」
そんな発言がありました。

2.ビジネスモデルキャンバスとは?

今回の講座ではビジネスモデルキャンバスを紹介しました。
ビジネスモデルキャンバスとは、ビジネスモデルを9つの要素に分類し、それぞれが相互にどのように関わっているのかを図示したものです。

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同じ「お菓子を買うとき」でも、遠方の夫の実家にお土産として持って行きたいときと、近所の気のおけない友達との女子会に持って行きたいときで、選ぶものや選び方が変わると思います。
お菓子を買う理由は人によって様々。また同じ人でもタイミングによって買う理由は変わる。

じゃあ自分の事業や活動を続けていきながら、どんな顧客にどんな価値を届けたいか?などを整理するのが、ビジネルモデルです。

今日は2人のゲストの取り組みを聞きながら、2人の事業をビジネルモデルキャンバスに当てはめながら整理してみよう!というのがテーマです。

3.ゲストトーク(1) NPO法人みつばのくろーばー 堀内 直也さん

甲府市に宅老所みつばやあんきをひらき、介護保険事業として地域密着型のデイサービスを行なっている堀内さん。
自分自身が困りごとを抱え苦しかった時に、家族でも親戚でもない赤の他人が手を差し伸べてくれた経験。そんな優しいつながりをつくろうという思いで、この事業に取り組んでいます。

日々の取り組みの様子は、宅老所みつばやあんきのフェイスブックをチェックしてみてください!
堀内さんのお話を聴きながら、この事業をビジネスモデルキャンバスに当てはめながら整理していき、参加者のみなさんそれぞれがまとめたものをグループごとにシェアしました。

4.ゲストトーク(2)(株)洗心 露木 里恵さん

甲府の街の中心にある、誰でも気軽に立ち寄れる「保健室」と、誰でも気軽に利用できる「多目的スペース」である”暮らしの保健室晴ればれ”を開いている露木さん。

在宅医療や看護が抱える課題を、いろんな人たちに知ってもらい、いろんな話をしていきたい!そんな思いで始めました。
ワンコインのランチやお惣菜の販売、レンタルスペースの貸し出しなどで地域の方々に使っていただき、その人たちに医療介護の現状を理解してもらいたい。そんな取り組みをされています。

露木さんの取り組みを聴きながら、参加者の皆さんにビジネスモデルキャンバスに当てはめながら整理し、グループごとにシェアしました。

5.グループワーク

ゲストのお二人の話を聞いた後は、参加者のみなさんに自分自身の事業や活動をビジネスモデルキャンバスにまとめていただきました。
9つの要素を整理していくことで、事業や活動の内容だけではなく、どんな顧客にどんな価値を届けるのか?その価値をどうやってつくるのか?を考えていきました。

個人で整理した後は、同じグループの人に伝えてみて、フィードバックをもらいました。

6.チェックアウト

今日の講座をふりかえり、(1)24時間以内にやること。(2)次回の講座までにやること。の2点をポストイットに書いて参加者の皆さん同士で発表してもらいました。

参加者の皆さんの様子

今回のゲストのお二人は、どちらも「高齢者」や「居場所」というテーマで事業を行なっていますが、取り組みの内容や届けている価値が違います。
その違いに着目して話を聞いてもらう中で、いろんなやり方があるということに気づいていただけたかなと思います。

また、参加者の皆さんのやりたいことがどんどん具体的に見えてきて、「同じようなことに取り組もうとしている!」「この人と一緒になにかできそうなこともありそう!」などと、参加者の皆さん同士のつながりもどんどん強くなってきた気がします。

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