更新日:2024年2月20日

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2023年度「Can-Pass(キャンパス)」レポート~DAY2~

「身近なあの人の困りごとをなんとかしたい」「こんなものがあったらよかったのに…」
そんな誰かへの思いやりから始まることの多い女性の起業や活動。
ただ、事業や活動を継続したり、さらに大きくしたりするときにぶち当たる壁。思いを込めて一生懸命やればやるほど、自分がどんどん苦しくなっていってしまう。
自分の「やりたい!」という思いを、誰かの「できる!」で支えてくれる。そんな人たちとのつながりで、壁を乗り越えていって欲しい。
そんな思いを込めて開催しているのが、このCan-Pass(キャンパス)というセミナーです

これまでのCan- Pass(キャンパス)の様子など女性の起業等支援についてのページはこちら

<DAY2の実施概要>

開催日時:2023年9月13日(水曜日)
場所:甲府市役所本庁舎 大会議室
主催:甲府市市民部人権男女参画課
事業受託者:NPO法人bondplace

Can-Passも2回目となり、参加者の皆さんの緊張もほぐれてきたようです。
講座開始前には、「お久しぶりです!」「どうだった?」など、会場のあちこちから声が聞こえてきました。
和やかな雰囲気の中、Can-Pass講座DAY2「ペルソナを考える」が始まりました。

DAY2のテーマは『ペルソナを考える

この日のテーマは自身の「ペルソナ」についてです。
マーケティング用語におけるペルソナとは、商品やサービスを提供する際、主にどのような顧客に向けたものであるか、その具体的な人物像を設定することを指します。

今回は、Can-Pass卒業生をゲストにお招きして、ペルソナ設定の重要性と、そのペルソナに向けた発信についてのお話を伺い、グループに分かれ「ペルソナ」について考えました。

チェックイン

まずは、それぞれのグループごとに、自己紹介を兼ねたチェックインを行います。

  • 呼ばれたいお名前
  • 今のお気持ち
  • Can-Passに参加したきっかけや目的

上記の内容を、1分でまとめてお話していただきました。

ゲストトーク

ゲスト(写真左):笑顔がふえる料理代行 つむぐや 岸本ちかさん(@chika_tsumuguya(別サイトへリンク)
ゲスト(写真右):rinoyoga/コミュニティマネージャー 山本りのさん(@rinoyoga.15(別サイトへリンク)

※()内はInstagramのアカウント

Can-Pass卒業生でもある岸本ちかさんと山本りのさんに、ペルソナやSNS発信について、さまざまな観点からお話を伺いました。

 

Q.最初の頃はどんなペルソナだった?そこからどんな風に変化してきた?

ちかさん
  • 最初のペルソナは自分自身だったけれど「本当に必要としている人」について考えた。
  • 食べることは生きることだと気づき、「作ってあげる」だけではなく「人」に目を向け始める。
  • 「ご飯を作ってあげる」→「ご飯を作れる人を増やす」方向に変わってきた。
りのさん
  • 自身も産後にヨガと出会い、ヨガ教室を始めることになったので、最初は昔の自分のような産後のママをペルソナに描いていた。
  • ヨガを通して人と交流するうちに、産後のママさんだけではなく、フリーランスとして働く人や活動したい人の声を聞くようになる。
  • 現在は、産後ママ向けのヨガ教室だけでなく、フリーランス向けのお話会や、社会福祉士としてNPOの仕事をするなど、さまざまなチャネルを持つようになった。

Q.ペルソナの変化とともに、自分自身のやりたいことや発信のスタイルがどんな風に変わってきた?

ちかさん
  • 最初はがむしゃらに投稿していた。
  • ある日、勢いで昔の自分の姿を投稿してみたら反響が凄まじかった。
  • きれいな発信を心がけつつも、あえて自分を出してみるスタイルの投稿をしている。
りのさん
  • 最初はヨガクラスの内容や、レッスンについて知ってもらうことに必死になっていた。
  • ありのままの自分を投稿すると、共感を得られるようになり、読み手の反応も変わる。
  • あまりリアルすぎる現実は出さないが、好きなこと、プラスになることを発信するように心がけている。

ワーク

次に、各グループで自身のやりたいことに関する「ペルソナ」のシェアを行いました。
自身のやりたいことや事業について、簡潔に説明しながらペルソナを紹介するワーク。

「自分のことを簡単に伝えることって結構難しい…」

「お話を聞いて、ペルソナが変わってきたかも…」

など、あちこちのグループから声が聞こえてきました。

また、自身のペルソナが明確になると見えてくるのが発信の方法です。

「SNSだけではなく、チラシの方が効果的かも…」

「何を発信していいのかわからなかったけれど、こんな内容でやってみようかな?」

など、アイデアが浮かんできたようでした。

 

チェックアウト

講座の最後には、内容の振り返りを行い、各グループで感想のシェアを行いました。
チェックアウトでは、グループ内でSNSをフォローし合っている人が多くいました。

今日の講座では、先輩のお話を参考に「ペルソナについて考える」時間を作りました。
次回は、今回作り上げたペルソナをもとに、「発信」について考えます。ぜひ、お楽しみに。


今後、Can-Passでは講座のみならず、現場見学会や交流会などを実施します。
Can-Passを通して参加者の皆さんがどのように変化していくのでしょうか?とても楽しみです。

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