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更新日:2024年8月6日

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2024年度女性のための起業等支援セミナー「キックオフイベント」レポート

甲府市主催の女性のための起業等支援セミナー「Can-Pass(キャン-パス)」「Can-Pass plus(キャン-パス プラス)」が今年も始まります!
開催に先立ち、7月31日(水曜日)に甲府市役所でキックオフイベントが行われました。
会場には、受講生をサポートする各支援機関の皆様が集まり、名刺交換など活発な交流も見られました。

 

キックオフイベント概要


開催日:令和6年7月31日(水曜日)
場 所:甲府市役所本庁舎 大会議室
主 催:甲府市
受託者:任意団体オンテンバール


参加支援機関一覧(敬称略):
甲府商工会議所、株式会社日本政策金融公庫甲府支店、株式会社山梨中央銀行、甲府信用金庫、山梨信用金庫、山梨県民信用組合、株式会社商工組合中央金庫甲府支店、山梨県信用農業協同組合連合会、山梨県信用保証協会、公益財団法人やまなし産業支援機構、一般社団法人山梨イノベーションベース、一般社団法人山梨県ニュービジネス協議会、一般社団法人Mt.Fujiイノベーションエンジン、特定非営利活動法人イエカラ、特定非営利活動法人bond place、特定非営利活動法人マンマメルカート、山梨県よろず支援拠点、山梨県立男女共同参画推進センターぴゅあ総合、山梨県産業政策部スタートアップ・経営支援課、甲府市産業部雇用創生課、甲府市産業部商工課、甲府市産業部中心市街地振興課

イベント開幕

キックオフイベントでは、「甲府市の起業等支援セミナーを含む女性活躍への取組とその意義を知っていただくこと」及び「今後のセミナーや交流会に参加し、受講生が支援先として頼れる関係を築くこと」を目的とし、地域一丸となって女性の活躍を応援する体制の構築を目指し開催いたしました。

まずは主催者である甲府市から開会のあいさつ及び甲府市における女性活躍に関する取組の紹介を行いました。
甲府市では、女性起業等支援セミナー「Can-Pass(キャン-パス)」「Can-Pass plus(キャン-パス プラス)」の他にも、起業等女性の活躍を応援するための各フェーズに合わせた事業(女性ロールモデルとの交流会こうふ女性達で創るマルシェこうふ女性達で創るチャレンジマーケット)が展開されており、この取組をとおして女性の皆さんが「じぶんらしい一歩」を踏み出せるよう、女性の活躍と交流の場を創出してまいりたいと考えております。

ご参加くださった支援機関の方々の熱心にメモを取る姿も見られ、これらの取組の意義を深く理解していただく機会となりました。

 

続いて、今年度の事業受託団体である任意団体オンテンバールより、団体の紹介と事業内容紹介を行いました。

「Can-Pass(キャン-パス)」では、参加女性たちのやりたいことを「種」と表現し、その種から出た芽が育ち、実を付け、フルーツになり、そのフルーツを女性たちが持ち寄りカラフルなコミュニティを形成することを目指すビジョン、そして「Can-Pass plus(キャン-パス プラス)」では、自信とビジネスの方向性を持ち、自分自身のビジネスの指針となる「コンパス」を手に入れ、持続可能なビジネスを構築するというビジョンの下で事業設計を行った旨をご説明し、それぞれのビジョン実現のための具体的な取組(講座内容や交流会、先輩の現場見学会、個別面談)についても紹介させていただきました。

いずれの事業も共通して「自分も社会も大切にするビジネスの実現」を目指し、参加者一人ひとりに寄り添いながら、取り組んでいく旨をお伝えさせていただきました。

 

また、支援機関の方に、より当事業へのご理解をいただくため、Can-Pass卒業生であり、今年度の「Can-Pass(キャン−パス)」及び「Can-Pass plus(キャン−パス プラス)の事業受託者である任意団体オンテンバール代表の齋藤より、活動を始めるまでの経緯や支援機関との関わり方、活動への想いなどをインタビュー形式でお伝えしました。

インタビューの中では、まだ活動内容が定まっていない中で、Can-Pass(キャン−パス)をはじめ、さまざまな場で学び、仲間や支援者と出会ったことで、自身に矢印を向け、やりたいことを見つけ、行動に移していくことができた自身の経験から、セミナーを受講される皆さんに対してもやりたいことを丁寧に聴き、自分軸づくりと仲間づくりのお手伝いをしていきたいという想いを支援機関の皆様に(熱く)お伝えさせていただきました。

「Can-Pass(キャン−パス)」も「Can-Pass plus(キャン−パス プラス)」も受講したから活動や起業がすぐ始められるというセミナーではありません。
むしろ受講後からがスタートとなりますので、支援機関の方々には受講中から見守っていただき、受講生が活動や事業を始めた際に頼れる場所としてご支援頂ければとお伝えさせていただきました。

 

その後は、支援機関の皆様と「女性の起業や活動で直面する課題と課題解決に向けて取り組んでいる各団体の支援」について意見交換を行いました。

以下に一部の意見を抜粋してご紹介します。

  • 女性支援ならではのコミュニティ形成の重要性を感じている。
  • 金融機関の敷居の高さを認識しており、改善に努めたい。創業計画のブラッシュアップを一人ひとりに寄り添い丁寧に行っている。
  • 女性創業者対応の心構えを行内で学び、それぞれの想いを理解した上での支援を心がけている。
  • 女性融資担当者を配置し、柔軟な対応を意識している。
  • 県外の金融機関と連携し開催しているナイトマーケット形式のマルシェへの出店を勧めたい。
  • クラウドファンディング挑戦時の手数料補助のプログラムを準備している。
  • 継続可能な事業計画と情熱の重要性を伝えたい。
  • 今後の本事業との連携を期待している。
  • 女性同士のつながりや交流を重視した支援を行っている。
  • 幅広い専門家による相談対応を強みとしているので、気軽に相談してほしい。
  • 他の支援機関との連携強化や、山梨の強みを活かした支援を続けたい。
  • 事業の継続性を重視しつつ、新規性にも注目している。
  • 女性向け融資制度や相談対応部門を準備している、必要な方に気軽に利用して頂きたい。
  • 起業の初期段階でのサポートを得意としており、フェーズに合わせた支援機関への橋渡しを意識している。
  • 単に起業を目指すのではなく、生き方を考える際の働き方の選択肢のひとつとして起業があると考えている。その中でも特に、地域と繋がることの重要性を女性達にも改めて伝えていきたい。
  • 女性の活躍が、女性だけでなくその家族やパートナー、地域全体の働きやすさに繋がると考えている。
  • 甲府市でも女性向け融資制度や新規出店支援制度を設けているので、必要な方に利用していただきたい。

 

【まとめ】

令和6年度のCan-Pass(キャン-パス)、Can-Pass plus(キャン-パス プラス)キックオフイベントでは、主催者、運営者、支援機関、関係機関が一堂に会し、甲府市における女性の起業支援の意義と目的について認識を共有することができました。意見交換会では、支援機関の皆様から立場を越えた想いも聞かれ、各支援機関が持つ専門性や視点が共有され、今後の連携強化への期待が高まりました。

 

こうした熱い想いを胸に、令和6年度の「Can-Pass(キャン-パス)」が間もなく始まります。
今年はどのような方々が集まり、どのような「Can-Pass(キャン-パス)」になるのか、私たちも楽しみにしております。

 

今年度のCan-Pass(キャン-パス)セミナー、初回は9月4日(水曜日)です。ぜひ、多くの方のご参加をお待ちしております。

 

詳しくはこちら!
https://www.city.kofu.yamanashi.jp/nadeshiko-plus/job/kigyoshien/2024seminar-annai.html