ホーム > 仕事 > 女性の起業等支援 > 女性のための起業等支援セミナー「Can-Pass(キャン−パス)」事業紹介 > 2022年度「Can-Pass(キャンパス)」レポート~DAY1~
更新日:2023年1月31日
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甲府市が主催、NPO法人bondplaceに運営委託し、開催している女性のための起業支援セミナー「Can-Pass(キャンパス)」。
「何かやってみたいけど、どうしたらいい!?」
「起業ってどうしたらいいか分からないし、難しそう…」
女性が何かを始めたい!やってみたい!と思っても、実際に妊娠、出産、子育て、介護などに直面すると想いが滞ってしまったり、ライフスタイルと共に働き方にも柔軟性が求められたりすることもありますよね。そうした女性の想いをカタチにするセミナー「Can-Pass(キャンパス)」が今年も始まりました!
今年度は2年ぶりの対面での開催!会場には22名の方にお越しいただきました!!
これまでのCan- Pass(キャンパス)の様子など女性の起業支援についてのページはこちら
日時:2022年6月2日(木曜日)10時00分-12時30分
場所:甲府市役所本庁舎 会議室
会場には人数分のいすが大きなサークル状にセッティングされ、来た方から自由に着席。
参加者の皆さんは、「これからどんなことが始まるんだろう?」と、少し緊張の面持ちでした。
主催者のあいさつ、Can-Pass(キャンパス)についての概要説明を終え、参加者の皆さんがこの場に入るための心の準備(チェックイン)を行います。
「初対面であいさつもまだなのに、いきなり誕生日順に!?」という戸惑いの中でチェックインがスタート。
参加者の皆さんはゆっくりと、なんとなくこの辺りかな、と動き始めます。
次第に会場のあちこちから「何月ですか?」「あっ、じゃあ、こっちですね」そんな言葉を交わしながら再び大きな円ができました。
1月生まれの方を起点に、【呼ばれたい名前】と【誕生日】を発表します。(夏生まれの方が多めでした!)
紹介の際に「私の誕生日は101(ワンオーワン)で覚えてください」や、「11月23日、イイフロの日です」と一言加えて会場を和ませてくださる方も。
また、同じ誕生日の方も同会場に3名いらっしゃいました!
次のチェックインは「好きな卵料理」。
参加者の皆さんの顔には、再び「??」の文字が浮かんでいました。
ここからは、誰が声を上げるか、どのタイミングで移動するか、周りの様子を伺いながら動き始めます。
ゆでたまご、目玉焼き、オムライス、卵焼きの甘い派、甘くない派など、さまざまな派閥が生まれていきます。
「プリンは一人だから茶碗蒸しと連合軍で」「温泉卵の人いませんか―!!」など、にぎやかにグループ分けができました。
チェックインでいくつかのグループに分かれてから、実際のワークに入ります。
Can-Passが作成したオリジナルのCan-pass(キャンパスノート)を活用して、まずは「曼荼羅チャート」を作成します。
曼荼羅チャートとは、3×3の9マスの枠で構成されるフレームワークで、自分の内側からわきあがるコト・モノの価値を整理することを目的とします。
この4項目がそれぞれの真ん中に位置されており、ここから外のマスに向かって思いつくままに書き出していきます。
日常の中でついつい外に向けがちな矢印を自分に向けて書くのですが…。
いざ書き始めてみると、なかなか難しい!
書き終わったら、それぞれのグループで曼荼羅を共有します。
他の方の話を聞きながら、「これは私もそう!」と書き足したり、「似てますね~」と共感しあったり、「すごい!」と盛り上がるグループもありました。
ワークのまとめに、曼荼羅チャートをとおしてグループで出てきたキーワード同士を掛け合わせ、そこからどんなアイデアが生まれるかを考えます。
好きなことや考え方が似ているから組み合わせられそうなもの、一見違うことだけれど、組み合わせて見たら面白そうなもの。
「アイデア×アイデア」の可能性は無限大だなぁと、改めて感じられた時間でした。
引き続き同じグループでペアに分かれ、相互インタビューを行いました。
内容は、今までの自分の経験の中でも「最高だった経験」について。
最初の問いは・・・
インタビュアーは相手の方の話を遮らず、相槌を打ったり、微笑んだりしながらヒアリングを行います。
参加者の皆さんは、「これは難しい…」「何かあるかな?」と、頭を悩ませていましたが、チェックインや最初のワークのおかげで、いい雰囲気でワークが進みます。
続いての問いは・・・
会場からは「すごいですね!」や「そんな経験が!」など声が上がる場面も。
インタビューの最後の問いは・・・
これから自分がどんな場所にいるのか、どんな人たちに囲まれているのか、そこにいる自分はどんな表情をしているのか、自分をその場所に繋いでくれた存在は何だろう…。
インタビューをとおして、それぞれが大切に思っていることや大事にしたいことについて向き合います。
言葉に出すことで気持ちが整理されたり、「私はこういうことがしたかったんだ」と、心の奥底でじんわりあたたかくなったりと、参加者の皆さんのさまざまな表情が見られました。
ヒーローインタビューの後は、インタビューした内容を簡潔に伝える他己紹介をグループで行います。
発表する側は先ほどインタビューしたことを約2分にまとめ、聞く側は気になるワードや感じたことを付箋に書いてプレゼントをします。
他己紹介が進んでいくうちに、参加者の皆さんの手元には色とりどりの付箋が集まり、会場全体が明るくなっていきました。
受け取った付箋には、元気になれる言葉や、自分が大事に想っていることが書かれています。
これが、このCan-Passでの皆さんのお守りになることでしょう。
セミナーの総括となるチェックアウトでは、第1回目の気づきや感想を付箋に書いて、グループでシェアします。
普段の暮らしの中で、ついつい後回しにしてしまいがちな「自分」について、2時間半じっくりと向き合いました。
自問自答して自分に落とし込むこと、他の方の話を受けて自分に立ち返ること、新しい気づきやひらめき、ワクワク、不安など、参加者の皆さんからはさまざまな言葉が寄せられました。
今回のワークが、ありのままの感情を、まるごと明日の自分に繋げていけるきっかけになればいいな、と思います。
そして、こうした気持ちを共感し合える仲間をこれからのCan-Pass(キャンパス)で作っていきましょう。
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