更新日:2023年1月31日

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2022年度「Can-Pass(キャンパス)」レポート~DAY7~

女性のための起業支援等セミナーCan-passも第7回目を迎え、1月の交流会を残すのみとなりました!!
まずは、自分と向き合うところからスタートした「Can-pass」。

自分らしさとは?場づくりとは?アイデア出しの方法とは?収支計画とは?
皆さんの中で、少しずつカタチになってきたことと思います。

これまでのCan- Pass(キャンパス)の様子など女性の起業支援についてのページはこちら

DAY7の実施概要

日時:2022年12月5日(月曜日) 10時00分〜12時30分
場所:甲府市役所本庁舎 会議室

ワーク「会議のやり方」

会議とは、意思決定の場であり、仕事や活動を進めるためには不可欠なプロセスです。
今回はそんな「会議のやり方」について学びました。
まずは3つのグループに分かれてチェックインからのスタートです。

「こんな会議は嫌だ!」を考える

会議のやり方を進める前に、まずは「こんな会議は嫌だ!」をポストイットに書き出し、グループ内でシェアしました。
「独裁者がいる」「一方的な押しつけ」「否定的」といった感情論から、
「狭い、暗い」などの環境的な要素、
「中身がない」「参加者のコンディションが整っていない」「誰も発言しない」
「目が合わない」「ダラダラ決まらない」といった状況的要素などなど、たくさん出てきました。

では、なぜそうした会議になってしまうのか?
それは「意見がうまく伝えられないから?」「間違いを恐れて不安になるから?」
「発言したことで責任を押しつけられるかもしれないから?」と、要因はさまざま考えられるようです。

 

「いい会議」の条件

「関係の質」が良ければ、思考、行動、結果、そしてまた関係性へと繋がっていきますよね。
会議の流れとして押さえておきたいのが、『事前準備』『発散』『収束・確認』です。

『事前準備』

『事前準備』とは、会議をするにあたっての準備のことです。
アイデアを出しやすくするための工夫として準備しておきたいのが以下の点です。

  • ホワイトボード…全員で同じものを見られる。全体を把握しやすい。
  • ポストイット…書く、貼る、まとめることで気持ちや知識の共有ができる。
  • 少人数制…相手の顔が見やすく、発言しやすい場づくり。
  • テーブルといすのセッティング…話しやすい環境をつくる。

 

また、(1)会議の目的 (2)会議のゴール (3)会議の進め方 (4)ルール(約束事) (5)時間設定の5つの要素を取り決め、会議の場をデザインすることも重要です。

『発散』

次は『発散』の場づくりです。
会議の重要なカギとなる意見を出し合う場です。
この意見をいかに上手に『発散』できるかが会議のポイントとなります。
やり方としては以下の方法が挙げられます。

  • ポストイットを活用して意見を出す。
  • キーワードを組み合わせてアイデアを考える。
  • 既出の意見に乗っかって新しい意見を出す。

などです。

『収束・確認』

そして、出た意見をまとめるのが『収束・確認』です。
まずは発散した意見をまとめる『収束』ですが、以下のような方法があります。

  • 意思決定マトリクスを使用して総合点で決める。
  • マトリックスで整理して「面白さ、コスト、実現可能」など考える。
  • ドットシールで「やりたい」「できそう」を整理する

 

最後の『確認』は、参加している人全員で行います。
感想や結果を一人ずつ発表する時間を設けたり、チェックリストを作って確認したりすることで、
会議の内容について共通認識を持つことができます。

 

ワーク「Can-pass交流会について考える

会議のやり方を把握したら、次は実践です。
チェックインをしたグループの中から『事前』『発散』『収束・確認』の担当をそれぞれ2名ずつ選出し、実際に会議をやってみます。

会議のテーマは、「Can-pass交流会について」です。
それぞれのグループごとに、さまざまなスタイルで会議が進められているのが印象的でした。

例えば、『事前』の段階で「こんな交流会は嫌だ」の列挙をしてから本題に入るグループがあったり、
ポストイットでみんなの意見を出してからドットシールで整理するグループがあったりと、同じ会議でもメンバーによってカラーが違いました。

ただ一つ共通していたのが、それぞれのグループで考えた交流会の内容がいずれも「体感型」の内容であったことです!
人と人の繋がりを大事にした交流会を作りたい、という思いは会議のやり方は違えど同じだというのが大きな発見でした。

まとめ

今回は、「会議のやり方」について学びました。
女性は、どうしてもライフイベントが多く、ビジネスややりたいことにかけられる時間も限られています。
だからこそ、チームで補いながら意思決定をするためにも、効率的な「会議のやり方」が必要となってくるのですね。

次回、1月12日(木曜日)はいよいよCan-pass最終日です。
Can-pass終了後も受講生同士の繋がりが続くよう、大交流会を行います。
Can-passは最終回になりますが、この日で終わりではなく、ここから新しいスタートになりますように!
Can-passだからこそできるこの繋がりを大切に、一緒に有意義な時間を過ごしましょう!

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