更新日:2024年2月20日

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2023年度「Can-Pass(キャンパス)」レポート~DAY1~

「身近なあの人の困りごとをなんとかしたい」「こんなものがあったらよかったのに…」
そんな誰かへの思いやりから始まることの多い女性の起業や活動。
ただ、事業や活動を継続したりさらに大きくしたりするときにぶち当たる壁。思いを込めて一生懸命やればやるほど、自分がどんどん苦しくなっていってしまう。
自分の「やりたい!」という思いを、誰かの「できる!」で支えてくれる。そんな人たちとのつながりで、壁を乗り越えていって欲しい。
そんな思いを込めて開催しているのが、このCan-Pass(キャンパス)というセミナーです。

これまでのCan- Pass(キャンパス)の様子など女性の起業等支援についてのページはこちら

<DAY1の実施概要>

開催日時:2023年8月30日(水曜日)
場所:甲府市役所本庁舎 大会議室
主催:甲府市市民部人権男女参画課
事業受託者:NPO法人bondplace

DAY1のテーマは『自分を見つけ、語る』

今年度、最初の講座。
スクリーンを前にたくさんの椅子が並べられ、後方には何枚ものカードが置かれている会場に少し緊張した様子の参加者の皆さんが続々と入られてきます。

ご挨拶

主催である甲府市から参加者の皆さんへ、
「忙しい日々を過ごす中で、こうやって時間を作ってこの場に来ていただいた。せっかくの時間を自分自身と向き合ういい時間にしてください。」とメッセージをお伝えさせていただきました。

 

Can-Passとは?

ここからはセミナー全体の企画・運営をしているNPO法人bondplaceにバトンタッチ。
Can-Passセミナーの概要説明、参加するにあたり意識してもらいたいことをお伝えしました。

参加するにあたり意識してもらいたいこと

  • 「自分の好きなこと」や「身近な困りごと」がかけ合わさって「思いやり思考の起業」になっていくこと。
  • 忙しくなっていくにつれて、自分の本当に大事にしたかったこと・価値観が忘れられていく、犠牲にされていってしまう。
    だからこそ、この時期にちゃんと自分の内なる声と向き合っていきましょう。
  • チャンスは周りからパスされることの方が多い。自分が欲しいもの、好きなことを周りに言っておくことがチャンスを増やすことにつながる。

Can-Passセミナー全体を通して、いろんな背景・視点を持った人たちとそれぞれのやってみたいことについて語り合い、自分自身の奥にある軸を作っていくことを目指していきます。

 

チェックイン

会場の後方に置かれたカードには、様々な人・もの・場所の写真とキーワードが書かれています。
参加者の皆さんは1人ずつピンと来た1枚のカードを持ったまま、3〜4人のグループに分かれて座りました。

 

このグループの中で、

呼ばれたいお名前・どんなことをやっている、これからやりたいのか等の自己紹介を終えた後、カードを使ってさらに深い部分まで話を広げていきました。

  • 過去の自分が頑張ってきたこと
  • 自分が憧れたり、尊敬したりした人のこと
  • これまでの自分が乗り越えてきた壁や困難のこと
  • 今自分がやっている・やろうとしていることのきっかけや、それに影響を与えた出来事のこと

カードに書かれたキーワードや写真を話のきっかけにしながら、グループの人それぞれが今日ここに来たきっかけや背景について語り合う時間となっていきました。

 

ワーク

先ほどチェックインで使用したカードは一度元の場所に戻し、ランダムに3枚のカードをピックアップして自分の席に戻っていきます。
今度はこの3枚のカードを使いながら、過去の自分・現在の自分・未来の自分と3つのステージに分けて自分自身のストーリーを組み立てていきました。

「この時に周りに合わせるんじゃなくて、自分自身の正直な気持ちを大切にするって決めたんです。」

「今こんなきっかけが自分の目の前に来ている気がしています。」

「未来ではこの写真のような新しい景色がぼんやり見えてきていると思います。」

などと、参加者の皆さんそれぞれが自分自身のストーリーを組み立て、グループの人たちに語っていきました。

チェックアウト

この講座での時間をふりかえり、印象的だったことや心に残っていることをポストイットに書き出し、グループの中でシェアをしていきました。

今日の講座では、「自分の思いを他者に開いてみる」ということにチャレンジしてもらう時間になりました。
勇気を持って自分自身のことを開いてくれたことに感謝しながら、相手の話を受け取り、それに反応する。
Can-Passではこうした参加者同士による相互の学び合いを大事にしたいと思っています。
今後、講座での学び合いのみならず、現場見学会や交流会など様々なプログラムの中で参加者の皆さんがどのように変化していくのかが楽しみです!

楽しみながらみんなで学んでいきましょう!

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