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更新日:2024年12月6日

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2024年度「Can-Pass(キャン−パス)」レポート〜現場見学会

<先輩起業家の現場見学会実施概要>
開催日:令和6年11月28日(木曜日)
場所:山梨県立男女共同参画推進センター ぴゅあ総合/コミュニティハウス はぐろ・う/山梨県立やまなし地域づくり交流センター
    コワーキングスペースCROSS BE/MARLU SOUP/Gardener’s drawer
主催:甲府市
受託者:任意団体オンテンバール

今回はCan-Passセミナーの番外編ともいえる、先輩起業家の現場見学会。
甲府市役所を飛び出して、市内で実際に活躍する先輩の職場や現場、そして女性起業家を応援する施設を訪れてきました!
2班に分かれ、徒歩やバスにて午前・午後と甲府のさまざまな場所を見学しました。

コミュニティハウス はぐろ・う

地域で暮らす人達のために「であう つどう おこなう はぐろ・う」をコンセプトとして開かれたコミュニティスペース。
お年寄りの皆さんにはケアマネージャーをしているオーナー夫妻が、
キッチンはつむぐやの岸本ちかさんが、
地域の子どもたちにはオンテンバール代表 齋藤の駄菓子屋「こどもや」が、
とそれぞれの役割を持って活動を行っています。

オーナーである右田さんからは、この場所をコモンズな場にしたいというお話がありました。
みんなで共有するという意味を持つコモンズ。

それぞれが得意を持ち寄り運営される「はぐろ・う」を、誰かのモノとして、誰か特定の人にだけ使われるものではなく、地域の人が自然と集まり、出逢い、活動する、そんな場所にしたいという想い、そしてビジネスとして稼ぐためではなく「自分が住む地域をより良くしたい、何か貢献したい」とお話された右田さんの価値観に触れ、参加者からは率直に「かっこいい」というお声もあがりました。

コミュニティハウス はぐろ・う
甲府市山宮町2455
https://instagram.com/haguro_u(別サイトへリンク)

山梨県立男女共同参画推進センターぴゅあ総合

「男女共同参画社会をめざし、新鮮な感覚で、いきいきはつらつ行動する拠点」という意味を持つ施設。

会議室や活動室をはじめ、キッズスペースや授乳室など、子どもからお年寄りまで使える充実した施設を見学させていただきました。
施設では、ぴゅあ総合が企画・運営するイベントを開催するほか、団体や個人でも利用可能。
また、男女共同参画に関することなど、さまざまな相談にも対応しています。
実現してみたいことがある人にとっての「最初の一歩」になる場所のひとつとして利用してほしいとお話がありました。

山梨県立男女共同参画推進センターぴゅあ総合
甲府市朝気1-2-1
https://www.yamanashi-bunka.or.jp/pwm/topicssogo.html(別サイトへリンク)

コワーキングスペースCROSS BE

甲府駅から徒歩3分の場所で、働く人を支えるコワーキングスペースCROSS BE。
パブリックなフリースペースやコミュニティスペースに加え、テレワークブースやミーティングルーム、セミナールームまで完備。
事務所としての登記も可能で、働き方を自由にデザインすることができます。

「人とのつながり」を大切にしているCROSS BE。
なにかチャレンジしたいことがある場合は、まずスタッフにお気軽にお声かけくださいとのことでした。
ワークスペースだけでなく、ミーティングや法人登記など、さまざまな利用が可能ということで、参加者の皆さんも興味津々の様子で、積極的に質問をしていました。

コワーキングスペースCROSS BE
甲府市丸の内2丁目2-1CROSS500 1階
https://crossbe.co.jp/(別サイトへリンク)

山梨県立やまなし地域づくり交流センター

会議室、コワーキングスペースなど、さまざまな用途で活用できる地域の人のための場所。
創業相談やセミナーなど、起業に関する催しも数多く開かれています。

移住者や女性起業家の利用も多いとのことで、身近な課題を解決したい、地域に役立つことをやってみたいというケースだけでなく、「何かやりたいけど何をやろう」ともやもやしたアイデアを整理したい方にも、センターの資源を積極的に活用してほしいとお話しされていました。

山梨県立やまなし地域づくり交流センター
甲府市丸の内2丁目35-1
https://yamanashi-cc.jp(別サイトへリンク)

MARLU SOUP

甲府の中心地、丸の内に店舗を構えるスープ屋さん。
「じぶんを大切にする」をコンセプトに、子連れでも安心して来られる場所を作りたいと開かれたお店。
いろいろな方と一緒にイベントを開催するなど、さまざまな活動の場にもなっています。

店主の赤池さんからは、移住してからお店を開くまでの経緯や想い、そして現在までのスタッフ間のチームビルディングについてもお話いただきました。
コンセプトどおり、赤池さんをはじめスタッフの方々も「じぶんを大切にする」という働き方を体現されているというところが大変興味深く、参加者の皆さんの心にも深く印象付いたのではないでしょうか。

MARLU SOUP
甲府市丸の内1丁目15-2第5丸銀ビル2F
https://instagram.com/marlu.soup(別サイトへリンク)

Gardener’s drawer

甲府市徳行にある、植木屋さんが始めたお花と雑貨のお店、Gardener’s drawer。
到着した途端、参加者の皆さんからは「かわいい~」「素敵~」との声があがるほど素敵な空間。

元々はガーデニング用品中心の品揃えだったところから、需要に併せて徐々に雑貨が増えてきたそう。
現在では県内の作家さんたちの可愛い雑貨が所狭しと店内を埋め尽くすほど。

雑貨だけでなく、店内にはイベント&ワークショップスペースも。
店主の今村さんの「チャレンジする人を応援したい!」という熱い気持ちから生まれた「ワークショップやイベントを開催してみたい!」という人たちに提供されるあたたかい場所でした。

まとめ

普段のセミナーとはガラリと変わり、バスや徒歩にて、ほぼ一日かけてさまざまな場所を見学して回りました。

参加者の皆さんは、それぞれの見学先で聞いた話に深く共感したり、想いに触れて胸が熱くなったり、新たな価値観を知ってまた新たな思考が生まれたり…、ワクワクと緊張の入り交じった表情の朝とは打って変わって、解散の頃にはそれぞれの心に火が灯っていたり、灯っていた火が大きくなっていたり・・・、そんな様子に見受けられました。

実際に起業した先輩が活躍する現場を見たことで、触れた想い、先輩たちの持つ「価値観」、そしてそこで提供されるお金や商品そのものだけではない「価値」に、参加者の皆さんも感化されたのではないでしょうか。

さて、Can-Pass2024もそろそろ終盤に差しかかってきました!
引き続きセミナーや交流会をとおして、参加者の皆さんの「やりたい」がもっともっとカタチになるように応援&サポートしていきます。

 

※これまでのCan- Pass(キャンパス)の様子など女性の起業等支援についてのページはこちら