ホーム > 仕事 > 女性の起業等支援 > 女性のための起業等支援セミナー「Can-Pass(キャン−パス)」事業紹介 > 2024年度「Can-Pass(キャン−パス)」レポート〜DAY5〜
更新日:2025年1月22日
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<DAY5の実施概要>
開催日:令和7年1月9日(木曜日)
場所:甲府市役所本庁舎 大会議室
主催:甲府市
受託者:任意団体オンテンバール
DAY5の始まりは、前回の講義で作成した1分プレゼンを活用した自己紹介からスタートしました。
ほとんどの受講生が1分間の時間内で自己紹介を完成させ、その成長ぶりに、市役所の方からも感動の声もあがっていました。
受講生一人ひとりの自信あふれる姿勢が印象的でした。
今回の講師はNPO法人bond placeの加藤香さん。
加藤さんは冒頭で、ご自身がコロナ禍に「ひととひとのつながりをなくさない」という思いで立ち上げた「パブリックハウス・モモ」の事例を紹介されました。
「なぜ自分がやりたいことを実現できたのか」「それは一人では成し得なかったこと」という具体的な体験を通じて、ソーシャルビジネスにおいて協力やつながりの重要性を解説。
また、資金源を志のある支援に結びつける「志金源」という考え方についても触れ、協力を得るためのテクノロジーの活用や「一人で頑張りすぎない」ことの大切さを強調しました。
このメッセージは、これまでの講座で学んできたテーマとも重なり、受講生の心に深く響いていました。
次に助成金の申請についての講義が行われました。助成金を活用するためには、計画書の「骨組み」をしっかり理解し、明確に伝えることが重要です。
加藤さんは山梨県男女共同参画団体活動促進事業費補助金を事例に、申請書作成の基本や計画の立て方を解説。
また、特別ゲストとして山梨県男女共同参画推進センター「ぴゅあ総合」から古屋様をお招きし、受講生の質問に応えたり、申請に役立つヒントを提供していただきました。
受講生からは「男女共同参画は意外と身近だ」との感想も聞かれ、助成金を具体的に活用するイメージが湧いたようでした。
講義後の実践ワークでは、グループに分かれて補助金を活用した企画を立案しました。
各グループの進め方はさまざまで、「目標」から話し合うチームや、個別にアイデアを出し合いながら話を進めるチームなど、工夫が見られました。
その結果、4つの素晴らしい企画が生まれました。
企画の完成後には投票タイムを実施。受講生たちは他のグループの企画を見て回り、良いと思う企画にシールを貼る形式で投票しました。
これを通じて新たな気づきや発見が得られ、次のような感想が寄せられました。
「対話の中で生まれるアイデアが楽しかった」
「他者と話すことで、自分では思い浮かばない発見があった」
「誰かとつながりながら事業をらせん状に育てていきたいと思った」
特別ゲストの古屋様からは
「異業種の協力やリソースを結びつける発想が素晴らしく、時代の流れを感じました。
柔軟に考えながら事業を構築していってください。いつでも相談に来てくださいね」との心強いメッセージが贈られました。
また、加藤さんからは、
「やりたいと思って始めたはずのことでも、迷子になることがあります。
だからこそ、このCan-Passでは、皆さんの『やりたいこと』を丁寧に育んできました。
心と場は質が同じもの。皆さんの温かい心が反映される場が、甲府市にもっと増えることを願っています」と締めくくられました。
次回はいよいよ今年度のCan-Pass最終回!受講生同士の交流会が予定されています。
お互いのやりたいことを共有し、「自分のCanをPassしていく」関係づくりの総仕上げをしましょう。
楽しみにしています!
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