更新日:2024年4月24日

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2019年度「Can-Pass(キャンパス)」レポート~DAY4~

「価値を届けるしくみをつくる」

11月28日(木曜日)10時00分~12時30分
甲府市役所 南庁舎 1号館 3F 会議室

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1.チェックイン

前回の講座から2週間が経ち、その2週間で「やってみたこと」を3人1組のグループでお話していただきました。
「自分の強みって何なんだろうか?と改めて考えてみた」「前回使ったワークシートを埋めてみた!でも難しかった…」
そんな発言がありました。

 

2.今日の目的説明

これまでの講座では、「どんな人にどんな価値を届けるのか?」を考えてきました。ただ、自分自身が持っている資源や強みだけではやりきれないこともあります。そこで大事になるのが「誰と一緒にやるか=パートナー」です。

今回の講座では、事業化を考える際に有力な協力者となりうる行政などの「パートナー」の立場を意識しながら、自分自身のやりたい事業・活動のブラッシュアップをしていきました。

 

3.ゲストトーク(1)甲府市移住・定住コンシェルジュ 成澤さん

日頃移住したい方々のご相談に乗っている成澤さんに、甲府市移住・定住コンシェルジュの取り組みについてご説明をいただきました。

県外から県内某所に一度移住してから、甲府へと移住してくる方が多いんだそうです。それには自然や景色が好きで移住してくるんだけど、生活の便利さを求めて甲府市へと移住してくる方が多い。

自分のやりたいことや好きな雰囲気だけではなく、自分が誰とどんな生活をするのか?移住を通して何を実現したいのか?自分の中で何を変えても良くて、何は変えたくないのか?などを具体的にイメージしながら考えるために、甲府移住ノートというものを活用しています。

移住したあとに、「こんなはずじゃなかった…」と言わせたくない。

そんな思いで、移住したい方々と「あなたはどうしたいの?」を一緒に考え、サポートを行なっている取り組みをご紹介いただきました。

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4.ゲストトーク(2)甲府市産業部観光商工室商工課 塩見さん

甲府市中心市街地の空き物件活用を促進するため、LLCまちづくり甲府という合同会社でまちなか空き物件見学会を行なっています。
合同会社には、建築家やデザイナー、商工会や銀行も入っており、空き物件を使ってなにかやりたい!という方々のサポートができる体制づくりをしています。

また見学会で実際の現場をみながら、甲府まちなかやりたいノートを活用しながら、一人ひとりのやりたいことを整理していく、必要なサポートを見える化しています。

空き物件を使って新しい取り組みを始めたいというとき、やりたいことの位置付けやそれぞれの立場・環境によって必要なサポートは違うもの。
この人たちにとって必要なサポートをしてくれる人たちを巻き込んでいった結果、合同会社という形態で、「たらい回しにさせない」一括でサポートできる体制を作ってきました。

5.感想共有・質疑応答

ここまでのお話を踏まえ、3〜4人のグループで感想のシェアと、質疑応答を行いました。

・合同会社という形態について、もっと詳しく教えてほしい。
・起業をするのに、どの地域・環境がいいのかを考えないといけないな。
・見学会にはどんな人たちが参加し、どんなスピードで進んでいくのか?


など、参加者の皆さんから様々なご質問とご感想をいただきました。

6.自分のビジネスモデルを見直す

ゲストお二人のお話を聞いた後は、ここまでの講座でつくってきた自分自身のやりたいことを改めて見つめ直す時間をつくりました。

自分のやりたいことを相手に聞いてもらったり、相手のやりたいことを聞きながら、どんな人にどんな価値を届けたいのか?それを実現するためにはどんな人のどんなサポートが必要なのか?などをじっくり整理していきます。

最終回となる次回は、さらに多くの支援機関の方々に、参加者の皆さんのやりたいことを聞いてもらいフィードバックをもらう時間にします。

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7.チェックアウト

今回の講座のまとめとして、今日の気づきと48時間以内にやることを宣言していただきました。

これまでお金のことを考えるのを避けていた。でも今回の講座で少し触れてみて、やっぱりこのお金のことを考えないと先には進めないんだって気づいた。
自分のやりたいことの方向性は間違ってないって自信が持てた!だからこそ、具体的にどうやってやるのか?がわからないという壁を何とかして乗り越えたいと思う!

そんなチェックアウトがありました。

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