更新日:2022年11月30日

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2022年度「Can-Pass(キャンパス)」レポート~DAY5~

2022年度の女性のための起業等支援セミナーCan-passも5回目を迎えました。

コロナ感染予防対策のため、オンラインでの開催となった先輩の現場見学会。
参加者の皆さんよりも一歩先を歩かれている先輩方が、
どのような想いを持っているのか、また、どういったことを大切にしているのかをじっくり伺いました。

これまでのCan- Pass(キャンパス)の様子など女性の起業支援についてのページはこちら

DAY5の実施概要

日時:2022年10月3日(月曜日)10時00分~12時30分

場所:Zoomにてオンライン開催

先輩のお話

1.株式会社スマイリー 志田さおりさん

「子育て中のママを癒したい」という想いで、自宅のスペースからエステを始めたという志田さおりさん。
しだいに、超高齢化社会を前に心身の不調や、足のトラブルなどで困っている方に必要なケアを届けたいと思うようになり、
ケアセラピストの育成や、フットケアステーションの立ち上げ、講演会など、多方面においてお仕事をされているそうです。

そのきっかけは、志田さん自身の経験でした。
これまで、家事と育児に追われ、そのストレスから生死を彷徨う病気を経験。
そうした中で「自分らしく生きたい」「周りを気にすることなく後悔しないで生きたい」という想いから、自分の居場所が必要だと強く感じたそうです。
「想いがあれば、必ず届けられる」という志田さん。その真っ直ぐであたたかな言葉が参加者の皆さんにも響いていました。

「起業して、続けていくことは本当に大変なこと。自分が幸せでいることが、家族の幸せにも繋がる。」と志田さんは語ります。
挫折や失敗、迷いもあるときは原点に立ち返ること。
そして、「自分は何がしたい?誰を幸せにしたい?自分が幸せになれる?」と問い続けながら、自身の理念を明確にすることが大事だと話していました。
その時の、自分の目の前にあるものに向き合い、丁寧にお仕事をされている志田さんの人柄が分かるメッセージをいただきました。

 

 

2.宅老所みつばやあんき 堀内直也さん

宅老所を作ろうと思ったきっかけは、「そうした場所が世の中に無かったから」と話す堀内さん。
自身の経験から、介護の深刻な状況、老人ホームの実態、そうせざるを得ない状況にしている社会に疑問を持ち、
「人」として、その人の存在意義を大切に、身近な幸せを感じられる場として、宅老所「みつばやあんき」を立ち上げました。

堀内さんの「みつばやあんき」に集まるのは、認知症など地域や家族の手に負えないと言われてきたお年寄り達。
しかし、そうしたお年寄り達が、「みつばやあんき」では活き活きと過ごし、自分のやりたいことをして、一人の人としての尊厳を大切に過ごしています。

堀内さんは「起業で自分がやりたいことをするなら、関係性をどうより良くするかが大切」と話します。
また、リスクを避けるためにどうするかではなく、自分で選択したり、一緒に決めたりするのが重要とも話していました。
それにより、何かあった時も「〜のせい」ではなくなるそうです。
効率の良さや、事業を大きくすることよりも、
まずは自分がどうありたいか、自分の根底にあるものは何かと、常に問い続けながら、
周囲に伝えることが大切だと話されていました。

堀内さんの周りにいるお年寄りの方々の表情を見ると、皆さんが心から楽しんで、全力で生きている雰囲気が伝わってきます。
きっとそれは、堀内さんの人柄や想いが、「みつばやあんき」全体に満ちているからでしょう。

 

 

3.Mel BakeShop 古屋千佳さん

「お菓子全てが好き!」と笑顔で話す古屋さん。
大好きなお菓子を作る楽しさと、お菓子で人に喜んでもらうことがなによりの幸せだと語っていました。
古屋さんは、元々は菓子製造の裏方としてお仕事をされていましたが、
自分のやりたいこととご自身の体調、環境などを総合して考えたとき、
「今がタイミングだ!」と一念発起して自分のお店を作ったのだそう。

お店のメインはアイシングクッキー、アメリカンクッキー、マフィンなどの焼菓子。
こだわりは、野菜や果物などからの天然の色素を使用した、身体にやさしいアイシングクッキーなのだそう。
古屋さんの商品へ対する想いは人一倍で、安心・安全はもちろん、
クッキーを受け取ってくれる相手の方の気持ちを第一に、魂を込めて作っています。

店舗は自宅の一部を改装し、内装にもこだわっているとのことです。
しかし、自宅が仕事場であるが故、常に仕事のスイッチが入りっぱなしで、家族や食事以外の時間は仕事やお店のことを考えてしまうそう。
そのため、時には断る勇気や、無理矢理にでも息抜きをすることが必要だと話されていました。

最後に古屋さんから
「女性が起業することは、女性ならではの大変さがあります。
利益はもちろん大切ですが、お客さんの気持ちが一番大切。
頑張りすぎず、楽しく、そこにある自分の気持ちを大切にして欲しい」
とメッセージをいただきました。

 

 

Rigel 五十嵐友美さん

甲府市の中心にあるジュエリー&クラフトショップRigel。
もともとは「甲府クラフトラボ」出身の作家さんたちから始まったお店で、
今回は2代目店主の五十嵐友美さんにお話を伺いました。
五十嵐さんの本業は宿泊業のコンサルタントやライター。
元々はお客さんとしてRigelに通っていたのですが、
初代店主の手塚さんが急逝されたことにより、縁あって2代目店主になったそう。
「甲府のジュエリー産業を、一般の方にも受け入れられるように」という初代店主の想いを受け継ぎ、Rigelの経営を行っています。

お店はジュエリー作家さんごとに棚があり、値付けやブランディング、店番なども作家さん自身が行っています。
講座の中では、実際の売り上げや単価の推移をまとめたグラフを見ながら、お店で行ったイベントやキャンペーンについて詳しく解説していただきました。
レンタルスペースやシェアオフィス、委託販売や受注会など、さまざまな取り組みや展望など、
ニーズや関心に合わせた商品やサービスの展開などもうかがうことができました。

「女性はライフスタイルの変化と共に、子どもの受験、両親の介護などがどうしても発生するもの。
ハードワークは心身ともにこたえます。体調を最優先するためにも、仲間とのチームワークを大切にしながら、
数字なども上手に活用して効率的なビジネスを進められるといいと思います。」と五十嵐さん。
女性ならではの目線と、細やかなビジネスの視点から、自分の好きや得意なことを自分のペースでカタチにしていくことが大事ですね。

 

まとめ

「思いやり」から始まることが多い女性の起業やアイデア。
分野や方法は人それぞれですが、
先輩方の想いや、その周りにいる人々・つくられたものからも多くのメッセージが伝わってきます。
講座の中では、先輩のお話に共感して、涙する参加者の方もいました。

これまでの講座では、自分自身に目を向けたり、事業について見える化を図ったり、「自分らしさ」をどう活かしていくかについて学んできました。
今回の4名の先輩方のお話の中には、これまでの講座での気づきと紐づくこともあったのではないでしょうか?

11月は見学会も予定しています。ぜひ、先輩方の想いを、リアルに体感してください。

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